人吉ではたらく社長のブログ

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アイリスオオヤマの大山会長のお話を伺う機会がありました。

アイリスオーヤマの会社のことももちろん参考になりましたが、経営者はオーラが必要で、売上高100億までは経営者が率先するんだなど、会長の言葉に目から鱗でした。

 

ランチ会場で一緒だった大手飲食企業の社長さんは、早朝から店舗の試食を行なってから会場に来られてました。ランチの際にはお腹パンパンと言われてました。さすがですね。

 

やはり経営者の所作は参考になります。

皆さんは、目標にする経営者は?と問われて答えることができますか?
残念ながら私にはいません。まだいないという表現が正しいかもしれません。

もちろん尊敬する経営者はいます。
京セラの稲盛さん、ユニクロの柳井さん、豊田章夫さん、本田宗一郎さん、船井幸雄さん、いろいろありましたが元マクドナルドの原田さん・・などなど

自分を成長させるには、目標にする経営者を徹底的に研究することが大切ということを聞き、とりあえず、松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助さんの研究を最近始めました。特に理由があったわけではなく、有名だけどあまり知らなかったなあということで。経営の神様というくらいですからね。



さて松下幸之助さんの書物を買いあさり眺めていると、その語録の中に「原点に戻って考える」というキーワードを見つけました。

不況のおり、経営者としてどういう心構えでいることが重要かということを解いたものです。氏は2つのことを指摘しています。

一つ目は、身を慎むこと。

「身を慎む」とは、経営者としても、会社の運営という面でもということです。さすがに不景気の時に散財する人はいないと思いますが、その時の身の丈にあった範囲で事を進めるということでしょうか。見栄を張らずに粛々と。

二つ目は「静かに世の中を眺める」こと。

改めて自分は何をすべきなのか、自分の商売はどうあるべきか、原点に戻って一度じっくり考えてみるということです。熱心に商売をやっていればその人なりの答えが出てくるはずであり、自分の果たすべき役割が見えてくるはず。逆にこの機会を活かすくらいの心持ちでいたいと。そういった意味で「自分をしっかりと握ること」が大事だと言っています。

順調で景気のいい時代というのは、言ってみれば大勢で一緒にやっていれば、それなりにいける時代でした。しかし不況の時代は、各々が自分の商売の意義を考え、自分の商品を見直し、自分の立場はどうあるべきか、自分の役割というものをはっきりと掴まなければなりません。

すなわち「自分なりの錦の御旗」=「その人なりの使命感」をつかまえることが重要だと。それがないとこれからの時代を乗り切ることはとても難しい。

経営だけではなく、与えられた自分の仕事や営業が上手くいかないことを、悪い、困ったとばかり言う前にじっと静かにすべてを考えなおして見ることが重要ではないでしょうか。Back to Basicで原点を見つめなおす。こればかりは他人に教えてもらうことは出来ませんね。

静かに考え、見つめなおすことで、きっと自分の揺らぐことのない信念、心のFlagが見つかるんだと思います。

いや~、1970年代にこんな思考を持たれているとは勉強になります。


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