厚木産婦人科は、周産期専門医という母体・胎児・新生児の専門資格が標章にある医療施設です。

 

 

 

 

笑い話で、友人が「周産期ってなに?素人は意味を知らない、1周2周?」と。

 

そうか、素人だと周産期と言われても、何のことだか分からない人が大勢なのだなと最近感じました。

 

 

 

 

医療従事者からすると当たり前の言葉ですが、それを曖昧にしながら医療行為を行うのはよくありません。

 

 

 

 

周産期は、厚木産婦人科の先生方の持つ専門資格なのですが、産婦人科専門医の中でも、特に出産や新生児に特化したトレーニングを積み、受験し、資格を所持した産婦人科専門医のことです。

 

 

 

 

周産期とは妊娠22週から出生後7日未満までの期間をいい、母体・胎児や新生児の生命にとって一番大事な期間をさし、お産専門ということです。

 

 

 

 

神奈川県でも周産期専門の産婦人科医は限られています。

 

厚木産婦人科が母体・胎児・新生児専門の医療施設という点を調べてから来院される方もいらっしゃいます。

 

 

 

勤務する医療スタッフさんも従業員さんも、命を同時に2つ抱える仕事は大変だと思いますが、やはりお産の専門性の高いところで勤務し学びたいという方も多いです。

 

それにやはり、赤ちゃんが大好き!という方々だという特徴があります。

 

 

 

 

厳しい世界なので、私自身は従業員の皆さんが気分を楽に過ごしてもらえるサポートを行えるよう、日々気を遣っています。

 

医療従事者であっても最近は、生死に関わらないですむ科を選びたいという人も多いので、命に直結する救急要素の高いこの周産期の世界を志してくれる若者は貴重でしょう。

 

 

 

 

プロ意識は、料理をお作りになるシェフや板前にも、求めるものは同じです。

 

 

 

 

日々院内評価を行いますが、ただ提供合格ラインをクリアすればいいという意識ではいけない、という指示を常に出しています。

 

 

 

 

そういう意味では緊張感ある職場だと思いますが、プロフェッショナルである以上、妥協は許されません。

 

嫌われても、譲れません。

 

 

 

 

本日は、3/11。

 

13年前のつらい記憶が蘇ります。

 

 

 

 

厨房には災害対策意識が強い者もいて、感染症用食器や災害用備蓄まで念頭にあり、いざという時のために!という気持ちで動いてくれており、敬服に値します。

 

 

 

 

「いざという時は、私が屋外で七輪ででも調理し続けます」

 

こんな言葉を過日、耳にしました。

 

 

 

 

こんな心強い医療スタッフも裏側にいて、いつもママたちを応援していることを知ってほしい。

 

 

 

 

これからも、高い意識のあるお産専門施設であり続けることを、3/11、改めて心に誓います。