かつての僕は、シンクロニシティ(意味ある偶然の一致)が起きるたびに、その「理由」や「意味」を一生懸命に探していた時期があった。これには何か特別なメッセージがあるはずだ、答えを出さなければいけない、と研究熱心に突き詰めていたんだ。
けれど、今はもうそれをやめた。
もちろん、今でも不思議な一致が起きれば「何かあるんだろうな」と気にはなる。 けれど、そこに執着して正解を探し回ることはしない。
なぜなら、シンクロニシティが起きたその瞬間、僕は決して悲しいとか不快だとかいう気持ちにはならないからだ。
むしろ、その真逆。
予期せぬ再会や一致が起きた時、僕はすごくハイテンションになる。
それは、ただの興奮というよりも、内側から突き上げてくるような強い高揚感であり、全身が幸福感に包まれ、喜びに満ち溢れる感覚なんだ。
それは僕にとって、理屈抜きに「気持ちがいいこと」であり、「いいことが起きている」という確信そのものなんだ。
人口密度の高いこの東京で、あるいは遠く離れた異国の地で、点と点がまさかのタイミングで結びつく。 その天文学的な確率の不思議を、頭で分析するのではなく、ただ「はっ!」とする驚きと、溢れ出す喜びで受け止める。
そこにどんな意味があるのかを問うよりも、その瞬間に起きた「快」という感覚に素直になり、ただ感謝する。
「そんなことある!?」と笑い合えるような驚きが起きたなら、それだけでエネルギーの循環は完結している。
起きた出来事をそのまま喜び、楽しむ。
今の僕は、ただそれだけでいいと思っている。


