今回は、CX(カスタマー・エクスペリエンス)に関する以下の本を読んでみました。

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カスタマー・エクスペリエンス戦略
企業の成長を決める"最適な顧客経験"
大野隆司、有園雄一
http://amzn.asia/6C2DTJT
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■サマリ
CXの向上に向けては、各社が手探りで取り組んでいる状況である。各社で状況が異なるので、一意の解はない。現場で実践し、PDCAを回すことが一番の近道である。

■各章の要点メモ
※以下、「CX」と「カスタマー・エクスペリエンス」と同義です。
※「・」は本に書かれていることで、「※」は私自身のコメントです。

□第1章:「勝負のしどころ」が変わった。カスタマー・エクスペリエンスが肝に
・今はモノが売れない時代と言うが、65歳以上の消費の押し下げ分を差し引くと、実は消費支出額は減っていないばかりか、微増状態である。モノが売れないのは、身も蓋もないが、顧客から選ばれていないだけである。
・顧客から選ばれない理由は、この20年間で、消費が大きく変化し、選択肢が急激に増加したことだろう。
 - 何を買うか(スマホ等)
 - どのように買うか(Eコマース等)
 - どのように支払うか(キャッシュレス決済、ストックモデル等)
 - どのように意思決定するか(SNS等)
・「企業の成功にとって重要な課題」の調査では、従来のマーケティングの4Pを抜いて、CXがトップとなった。

□第2章:カスタマー・エクスペリエンスとは?
・元々「カスタマー・エクスペリエンス」は、米国の経営学者バーンド・H・シュミットが1999年に提唱したのが始まりだろう。
・「差別化のためには、プラスαの価値、体験こそが重要である」という内容だが、「体験」という切り口を提示したところに斬新さがあった。
・筆者は、CXを「消費に関わるすべての経験(エクスペリエンス)において、消費者が認識した価値」と定義する。

※「すべての」と「消費者が」という部分が重要です。前者は、例えば、購入前のSNSの口コミから、購入後のトラブル対応まで、トータルでケアするべきだということです。後者は、消費者の価値観の多様化によって、各人が「価値」だと認識するものが異なってきているからです。

□第3章:カスタマー・エクスペリエンスはいかにしてつくるか
・CXが再評価された理由は「複雑化するカスタマージャーニーへの対応」と「存在感を増す消費者主観への対応」の二つに整理される。
・CXに必要なインフラとして、「ターゲット」「オムニチャネル」「顧客捕捉」「チューニング」の4つがある。
・CX自身の構成要素として、「利便性」「パーソナライズ」「自己表現」「トラブル対応」「距離感」「価格」の6つがある。

※画像にポイントがきれいにまとまっています。



□第4章:経営層が考えるべきことー確実に遂行するために
・ビジネスに活かせる成果を出すためには、PoCをクイックに実行し、PDCAを回すことが重要である。
・経営層が考えるべきことは以下の4つである。
 - ディスラプターを想定する
 - 予算配分と評価項目を刷新する
 - 中途半端な顧客情報で満足しないーシングルIDに投資する
 - 不足能力の補強と再構築を柔軟に考えるー自前主義にこだわらない

※この章はイメージが沸きませんでした…ただ、上記4つに共通して、予算の量と配分は重要だと読み取れました。

□第5章:国内企業が取り組みはじめたカスタマー・エクスペリエンス
・筆者はコンサルタントであり、「コンサルタントほど信用できない職業はない」。素晴らしいアイデアを持っていれば、自らビジネスを起こして企業するはずである。

※これには少し笑ってしまいましたが、確かにそうですね。自著の中で正直に書く分だけ、ある意味潔いとも感じました…
※ここからは、全9社について、現場の声のインタビューが記載されていますが割愛します。

お久しぶりです.
以前はライブレポを中心に書いていました,西村です.
今日からは,大学での研究の話を中心に,ブログを書きたいと思っています.
(あと3ヶ月で卒業ですが)

現在は大学院修士2回生で,卒業に向けて修士論文を書いている最中です.
修士論文は3年間の研究室生活の集大成です.
3年間色々あったなと感慨深い気持です.
まだ,3ヶ月残っていますが,3年間のことを軽くまとめてみたいと思います.

B4のときは,とにかくがむしゃらに,先生と先輩が導いてくれた方向に向かって走り続けました.
失敗ばかりで全く成果は出なかったですが,この1年間がその後の人生を変えてくれたことは確かです.
また,論文や本で読む内容や,先生の授業で学ぶ内容の全てが楽しくて仕方がありませんでした.
まさにハマったという言葉がぴったりだと思います.

M1の前半は,初めて国際会議に論文を投稿し,まさかの採録という結果となりました.
B4のときに頑張ったことが結果として実現したことに,大変嬉しく思いました.
M1の後半は,就職活動で,普段から人とコミュニケーションをとるのがあまり好きではない自分にとっては,
大きな試練となりました.
しかし,同期や研究室の先輩,先生,大学のOBの方々のおかげで,無事に内定をいただくことができました.

M2は,それまでの研究を論文誌にまとめる作業に大変苦戦をしました.
関連研究の調査をして,実験をし,出てきた問題を分析し,アイデアを出して定式化する.
それをプログラムで実装し,結果を確かめる.
結果が良ければ,実験条件をそろえて再度実験し,材料をそろえる.
論文は,主張を決め,構成を決め,論理的な文章を書き,あとは何度も何度も読み返し修正する.
それぞれの作業が大変で,難しい部分が異なります.
このようなプロセスを全て体験できて,本当に貴重な経験ができたと思います.