立花大敬先生のワンデイメッセージを紹介します。
読めば、きっと何か「気づき」があると思います。
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立花大敬青空ひろば
(前日の続き)
『コトバの原典』松下井知夫、大平圭拮(東明社)のコトダマ説をもとにして解説しておきましょう。
「カムロギ・ミ」の冒頭のコトダマである『カ』は、この本によると、「無から有を生じる、目に見えぬ、万象創造のポテンシャルな場」なのだそうです。
物理学に「ポテンシャルエネルギー」というのがあって、これは「位置エネルギー」と訳されています。
重力の場合で説明しますと、高い位置にある物体を落とすと、下に落ちるほど、どんどん速度が速くなります。つまり、運動エネルギーが増加するわけです。
その運動エネルギーはどこから来たのかというと、高い位置に置かれていた物体は、潜在的にエネルギーを持っていたわけで、落ちるに従って、その位置のエネルギーが減少して、その分が運動エネルギーという、目に見えるエネルギーに変換してゆくわけです。
そのように、高天原という高い位置にいる魂は、まだ(地上世界的な)形にはなっていなくて定かではないのですが、なにやら潜在的なエネルギーがあるわけです。そんな「目に見えぬ、万象創造のポテンシャルな場」が『カ』のコトダマなんだというわけです。
たとえば、夜中に耳元でブーンブーン羽音がするのだけれど、どこにいるのか定かではない虫が「蚊(か)」ですね。
なんだかハッキリしなくて、相手に質問する時は、「・・・・ですか?」と、「か」を最後に付けて質問形としますね。
ですから、まだ形にはなっていないが、何らかの高いエネルギーが潜んでいるようで、それが形の世界に現れようと、今や動き出さんとしている状態を示すのが、『カ』のコトダマなのです。(続く)
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【未来へのことば】
これから毎日、あらゆる面において、一層良くなってゆく
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