立花大敬先生のワンデイメッセージを紹介します。
読めば、きっと何か「気づき」があると思います。

公式ブログはこちら

↓ ↓ ↓ ↓
立花大敬青空ひろば

 

 

(前日の続き)

ところが、T君のこの体験は、善い事ばかりではなくて、自我の「囲い」が無い分、外界の刺激や情報、周りの人の言動などに、びっくりするほど傷つき、影響を受けるようにもなったというのですね。

「囲い」がなくなれば、野ざらしの荒野の只中で、素っ裸で生きているようなものだから、当然そうなるのですね。

ですから、昔の修行者は、「聖胎長養(せいたいちょうよう)」といって、「囲い」がなくなっても、外界からの影響に過度に反応して、押し流されたり、分裂状態にならないで、しっかりと「意識の主体性」を保てるようになるまで、しばらく外界から隔離し、情報を遮断した「山林」や「道場」という環境で、新らしく誕生した、宇宙に根拠を持つ「意識(聖胎)」を保護しながら、もう大丈夫というところまで成長させてから「現世」に復帰したものなのです。(続く)