立花大敬先生のワンデイメッセージを紹介します。
読めば、きっと何か「気づき」があると思います。
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立花大敬青空ひろば
(前日の続き)
まあ、百丈さんはそんなマジメな方だったのですが、ある日、友達の司馬頭陀(しば ずだ)がやって来ました。この人は「観相」の名人だったそうです。人相ばかりでなく、地相なんかも観るのです。
そして、百丈さんに言うんです。「おい、すごい山を見つけたぞ!あの山に道場を建てたら千五百人の弟子を養うことが出来る」
百丈さんは言うんです。「そうか、じゃあワシが行こうか」
司馬さんは言います。「いや、君じゃだめだよ。あの山は『肉山』だが、君は『骨人』だからな。君が行ったら五百人ほどしか弟子は集まらんよ」
百丈さんは生き方も精神も骨太でしっかりしているんだけれど、包容の器というものが小さいんですね。
でも、誤解しないで下さいね。器の大小は「悟り」の深さ・高さとは関係ありません。大きいお椀に盛られた水でも、草葉の露でも、満月がそのまま同じように映りますね。小さな水だから月の半分しか映らないというようなことはありませんね。(続く)