立花大敬先生のワンデイメッセージを紹介します。
読めば、きっと何か「気づき」があると思います。
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立花大敬青空ひろば
(前日に続く)
道元さんは『前後際断』という言葉で、この「無」の状態を説明しています。
『前』とは未来です。『打とう、打とう』という気持ちが強すぎるのは、未来にイノチの重心が傾いてしまって、行動の自由を失っている状態です。
『後』とは、過去の栄光や、逆に打てなかった記憶にイノチの重心が傾いて行動の自由が奪われている状態です。
『際断』とは、<切断>のことで、未来と過去を断ち切ったら、後は今・ココしか残りませんね。その今・ココにイノチの重心がしっかり落ち着くと、初めて行動の自由が得られるのです。そこで、初めて、その人に可能な最高の身体表現が可能になるのです。
形の世界に表現されたモノゴトが「有」です。
そして、すでに形(有)となったモノは、実はもう無いのです。形の世界に表現された途端に、そのモノゴトは「無」の状態に復帰しているのです。(完)