立花大敬先生のワンデイメッセージを紹介します。
読めば、きっと何か「気づき」があると思います。

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立花大敬青空ひろば

 

 

(前日の続き)

松居桃楼(とおる)先生が面白い懺悔法を紹介しておられます(『微笑みの禅』潮文社)。

先生は、この(1)から(7)までの、罪が許された状態に記述を読んで、これは要するに、心身の凝り、固まりが解けた状態のことなんだと捉えたのです。

『罪』は『積み』で、『詰み』ですね。要するに、『罪』の状態とは、心と体にこだわりや許せない部分があって、それで、身体や心の特定の箇所(その場所は罪の種類によって違う)に固まり、血液や栄養分がうまく流れていかない箇所が出来る状態なわけです。

ですから、『罪』がゆるされたとは、心身がほどけて、柔軟になり、ゆるくされた状態となった時です。つまり、(1)の状態さえ実現できれば、(2)から(7)までは、自然と体験できるものなのです。

ですから、懺悔で大切なのは、心身をほどくことで、たとえば、先ほど紹介した大乗仏教の懺悔法でも、このような礼拝行を繰り返せば、自然と汗をかき、新陳代謝が活発となり、筋肉などの緊張部もほぐれてきます。自ずと心身柔軟となりますから、『罪』が解消するのです。(続く)