大敬先生のワンデイ・メッセージをご紹介します。

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立花大敬青空ひろば

 

これは何の本で読んだか忘れましたが、あるヨーロッパの国のアマゾン探検隊の話です。

現地のインディオをポーターとして荷物を運ばせていました。

彼らはとってもよく働いてくれて、予定よりずいぶん行程がはかどって喜んでいましたところ、ある朝、出発しようとしても、インディオたちが輪になって座ったまま動こうとしないのです。

それで隊長は困ってしまって、支払いの増額を約束してもだめなのです。ついに、銃を取り出しておどしてもどうしても動かない状態が何日も続きました。

ところがある朝、インディオたちは突然立ち上がって出発し、どんどんペースがあがって、予定通り目的地に着くことができました。

後ほど彼らと親密になって、言葉も少し分かるようになった隊員が、なぜ動かなかったのかたずねると、次のように答えたということです。

「はじめの進みはすこし速く行き過ぎて、魂を残して、身体だけが前に行ってしまった。だから、魂が追いついてくるのを、静かに待っていたんだ。数日待って、ようやく魂が追いついて身体と一体化したので出発したんだ」

もし、『魂を残して、身体だけが前に行ってしまう』状態を、そのまま続けていれば、きっと何か大変な事件に巻き込まれていたはずなのです。

人ごとではなくて、アタマだけ先行して、カラダや魂を置き去りにして前進しているようなことはありませんか? 気を付けましょうね。