大敬先生のワンデイ・メッセージをご紹介します。

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立花大敬青空ひろば

 

お釈迦様が説法の座にすわっておられました。たくさんの弟子が集まっていて、お釈迦様が語り出されるのを、今か、今かと待っていました。

その時、お釈迦様は、その説法の座をかざっていた花をご覧になって、さも、いとおしげに、その花に手をお触れになりました。

それを見ていた弟子たちのうち、ただ一人、迦葉(かしょう)だけが、それを見て、ニッコリ、ほほえみました。

それをご覧になった、お釈迦様は、

「私が得た真理全部を、この迦葉も得ることができた。迦葉こそ、私の後継者としてふさわしい」と二代目に定められたのです。

つまり、禅の悟りというものは、この「ほほえみ」につきるのです。

私たちの坐りの正邪の判断の基準も、この「ほほえみ」です。

ほほえもうというのではなくて、「ほほえみ」がいのちの内側から、おのずと湧き出してこないような坐りは本物ではありません。