大敬先生のワンデイ・メッセージをご紹介します。
公式ブログはこちら
↓ ↓ ↓ ↓
立花大敬青空ひろば
お釈迦様が説法の座にすわっておられました。たくさんの弟子が集まっていて、お釈迦様が語り出されるのを、今か、今かと待っていました。
その時、お釈迦様は、その説法の座をかざっていた花をご覧になって、さも、いとおしげに、その花に手をお触れになりました。
それを見ていた弟子たちのうち、ただ一人、迦葉(かしょう)だけが、それを見て、ニッコリ、ほほえみました。
それをご覧になった、お釈迦様は、
「私が得た真理全部を、この迦葉も得ることができた。迦葉こそ、私の後継者としてふさわしい」と二代目に定められたのです。
つまり、禅の悟りというものは、この「ほほえみ」につきるのです。
私たちの坐りの正邪の判断の基準も、この「ほほえみ」です。
ほほえもうというのではなくて、「ほほえみ」がいのちの内側から、おのずと湧き出してこないような坐りは本物ではありません。