大敬先生のワンデイ・メッセージをこのブログでも紹介します。
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立花大敬青空ひろば
延命十句観音経は、いのちを延ばすお経でした。
たとえば、(1)肉体の寿命を延ばしたい時に称えてください。
肉体の命の長短は、イノチの進化の大きな限りない流れからみたら、まったく関係がないようなことですが、やはり、すこしでも長生きして、この肉体のもとで進めるだけ進みたいですね。五十まで生きられた道元さんの、水晶のようにクリアーで透明な“天翔る光”の境地も尊いですけれど、九十まで生きられた親鸞さんのゆったりとして、大自然のままに身を任せて流れてゆくような、“光のない光”の境地もまた何ともいえませんし、こんな心境には、やはり永らくこの肉体で生きないことには到達することはできないでしょうね。
ですから、ご遠慮なく、この地上で永く生きられますよう、このお経を称えてください。
(2)イノチがとじこめられて、イノチ本来の姿である、伸び広がってゆくことができないでいる時に称えて、イノチの解放を祈ってください。
観音経には牢獄にとじこめられていた人がお経の力で解放された話がのっていますし、白隠禅師の『延命十句観音経霊験記』にも同様の実話が多数のせられています。
イノチが閉じ込められたような状態、たとえば失業、不登校、知り合いや恋人との別れなどといった場合に、このお経の力にたよればいいですね。自分の場合だけではなく、周囲に悩んでいる方がいれば、お経を称えてあげてください。