昨日、ある運動会の話をしましたが、これは、全員を勝たせたとしても形だけ。
中身は、まったくないことはあきらかでした。
それに対し、全員が勝つことにチャレンジすることで、参加者も視聴者もともに楽しく、学びにもなり、次回はもっと挑戦してみたいと思えることが起きたので書きます。
それは、一昨日の令和哲学カフェで発生しました。
その時もいつものようにあるテーマを投げかけ、テーマに対し、出演者が順番に答えるというモノでした。
ただ、その答える前にファシリテーターを務める令和哲学者のNohさんがこんな発言をしたんです。
『見ている視聴者の何人の目を覚まさせるのかが大事だよ。この時間帯は、眠いんだから。自分の表現をシャープにして相手にどのくらいハッとさせることが出来るのかが大事だよ。』
これってすごくないですか?
言われた方は、何とか見ている視聴者の目を覚まさせようとシャープな意見を言おうと一生懸命整理しながら考えます。
そして、見ている人もこの人は、どんなことを言うのだろう?と期待しながら聞いています。
出演者は、前の人が言った意見の足りない部分を補足したり、あるいは、
全然違う観点から言うとどうなるのだろうかと一生懸命、答えを導き出そうとする。
結果的には、なかなか難しいということもあり、思った通りの答えは出ない。
しかし、最後にNohさんが自分の意見を整理して話す。
その話を聞く前にみんなが
自分なりに考え、答えを聞く器を創り出している状態なので整理してもらった方も今まで以上に納得できる。
そして、これならば、スッキリする答えを導き出せなかったとしても次こそは、と思える。
まさに関係した人すべてを勝者にするすばらしい投げかけだと思いました。
人るの問いを通して関係者全員がオーケストラのように協力し合っている場がそこにはあったと感じたひとときでした。