数年前から母
目がゴロゴロチクチク
すると近所の眼科へ
通院するもいつも異常無しと
点眼薬のみ処方
4ヶ月前
引越後
別の病院へ
そこで白内障と診断され
いづれ生活に支障を
きたすようになったら
手術も考えて行きましょう
と言った感じでした
それから1ヶ月後
内科外来受診の際
点眼薬をもらうため
ついでに眼科外来へ
内科で2時間待ったし
点眼薬だけだから
今回は目の検査はいいかもー
と思っていましたら
スルスルーと
母検査室へ連れて行かれました
1ヶ月前に
検査したばっかりだけど
高齢だから
やってもらった方がいいっかー
そうだよなー
なんてその時は思ってました
検査が終わり
診察室に呼ばれました
ご家族様も
ご一緒に聞いてください
と医師
えっ
すると
お母様
1ヶ月前の検査から
目の状態が急変しました
白内障から
緑内障
急性緑内障と
診断致しました
いつ眼球発作を起こしても
おかしくありませんと
眼球発作って
何?
眼球発作を起こすと
どうなるの?
医師が続けます
「眼球発作が起こると
視力を失います」
と
一刻も早く
大学病院へ🏥予約して
下さい
と言われました
検査予約
検査
手術日予約と
大至急でこなし
こなしてる間も
発作はいつ起こるか
わかりませんでした
そんな不安の中
医師から
母の手術の説明を
受けました
眼科手術の際
どなたも受ける
一般的な説明
だと思います
でも
受けている時
私は初めて
生まれて初めて
今まで感じた事のない
気持ちを経験しました
それは
恐怖心
です
今でも恐怖心は感じた事が
あります
何度もあります
でも今回は
全く別物でした
手が震え
身体が震え
冷や汗が出始め
心が行った事のない
底の領域の入り口まで
行ったような
とてつもない恐怖心を
感じたのです
今でも
その時の
感情を思い出し
手が震えます
本当に恐怖を感じると
口にする事も
出来なくなりました
母の手術は
1ヶ月後でした
その間
眼球発作が起きないよう
祈る事しか出来ませんでした
恐怖心はすぐには
拭えませんでしたが
その間
どうしても
事情を話さなければ人に
重い口で伝えた所
緑内障は手術が
出来ない人もいる事や
自覚症状が無く
発見しずらいのに
たまたま点眼薬貰いに行って
発覚するのは運が良い
と励まされ
その言葉を
念仏のように
唱えて過ごしました
今回の事で
鬱の方やPDSDの方など
今の自分以上の
その数十倍、数百倍の
感情を経験されて
いたのではないか
何と説明して良いか
分かりませんが
ほんの少し
本当に少しだけ
感情が触れたような
気がしました
そして今日
これから
母の手術です
手術室前で
待っています
まず右目
日をずらし
片方ずつやります
当の本人
母86歳は
娘の状況など知らず
9時からスタンバイしているので
「早く終わんないかなぁ」
と先程
トイレタイムの時に
言ってました