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今回の在台中、本の宣伝だけではもったいないので、空き時間にいろいろなことをしています。
足裏マッサージや小吃を堪能するのはもちろんですが、先日は大好きな舞台を見に行ってきました!

出版社の御好意で頂いたチケットは屏風表演班という劇団の「西出陽關」という舞台。前からとても気になっていた劇団だったので、とても嬉しかったです恋の矢

舞台の主役は1950年からを生き抜いた老兵。国民党の一員として、中国大陸から台湾で住むことになり、大陸に結婚したばかりの妻を置いてきたまま、40年近い年月を過ごすことになる。唯一の楽しみは、クラブで妻の面影に似た歌い手と話し、好きな歌を歌ってもらうことでした。
その後、老兵は大陸に行く機会を得て、別れた奥さんと再会を果たすけれども、彼女はすでに再婚し、彼の居場所はもうどこにもありません。さらにクラブの歌い手からもお金を騙しとられる破目に遭い、最後は病気で亡くなってしまいます。
歴史に翻弄され、人からも裏切られた老兵の心はどこに生きる希望の光を見いだしていたのでしょうか。

救いようのない物語ではありながらも、老兵自身が尊厳と他人への信頼を持ち続けていたところが、とても印象に残りました。
歌、物語ともにとても素晴らしく、感動です。
また、私はこの舞台で扱った時期に生まれていたのですが、その頃の台湾での情況をあまり良く知らなかったので、とても勉強になりました。

日本と台湾、中国と台湾。本当に台湾にはいろいろと絡み合う問題が多くあったのだな、と複雑な思いで一杯になり、更に台湾ことを知りたくなりましたビックリマーク
 
この舞台には、偶然にも私が以前「孫飛虎搶親」という舞台で共演した台湾の友人が出ていたので、驚きました。私もいつか台湾でこのようなすてきな舞台に出てみたいな星

ちなみに先週は日本からの宝塚歌劇団が来台公演をしていて、台湾での宝塚を是非体験してみたかったのですが、全公演のチケットが完売ということで泣く泣く断念しましたあせる
それから、台湾での芝居のチケット代はなかなか高額で、見たくても、高いからちょっと躊躇してしまうそうですよ。

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