こんにちは。

北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。

週末はグリーフを学ぶ会に参加してきました。

コロナ明けのリアル開催は2度目です。

今回のテーマは「札幌のグリーフサポート団体を知って繋がろう！〜活動紹介と情報交換会〜」

5つの団体＆個人の活動が紹介されました。

はじめにグリーフを学ぶ会の説明とグリーフについてのミニセミナー。

その後、各団体の代表の方々が10分ほどで活動内容を説明してくださいました。

活動内容を話された5団体を簡単にご紹介しますね。

①ぴあサロン@みらい

対象：主にお子さんを亡くした家族。

基本的にマンツーマンでゆっくりお話を聞く場です。

場所は医療法人の稲生会のミーティングルームや食堂で不定期開催になります。

詳しくはホームぺージのグリーフサポートの欄をお読みくださいね。

医療法人 | 稲生会ディスクリプション

www.toseikai.net

②グリーフサポートSaChi

対象：家族・友人などかけがえのない人と死別した子ども・若者（大人の会もあります）

場所は現在福住ですが、今後は円山に移転予定です。

「わたしも大事、あなたも大事」を大切にしながら、グリーフサポートを実施しています。

グリーフサポートSaChiかけがえのない人と死別したこども・若者のためのグリーフケア北海道札幌市

gs.hvlb.org

③葬送を考える市民の会

対象：特に決めていませんが60才以上が多い。

場所は札幌市中央区のビルの一室です。

少人数で静かにゆっくり話を聞くことができる場になります。

同じような経験をした人と思いを共有することを大切にしています。

葬送を考える市民の会ホームページ

soso-npo.com

④臨床宗教師

私はこのお仕事を始めて聞きました。

臨床宗教師とは公的な場で心のケアを提供する宗教者のことだそう。

今回お話してくださった米本さんは札幌南徳州会病院で個別相談しています。

病院において患者・家族の予期悲嘆やグリーフに対するケア、スタッフケアなど。

北海道臨床宗教師会 | Sapporo-shi Hokkaido北海道臨床宗教師会、札幌市 - 「いいね！」72件 - 道内での会員個々の活動のサポート、臨床宗教師倫理綱領に基づくスピリ�

www.facebook.com

⑤てらつな

対象：ご家族や友人など、大切な方と死別された方。

場所は清田区の地域緩和センターruika（ルイカ）です。

宗派に縛られないお坊さんたちが集まってお話を聞いてくれる場です。

誰のどんな想いも否定せず、尊重することを大切にしています。

てらつな - 仏教・お寺メディアお寺のじかん

www.otera-no-jikan.com

５団体の代表の方々の話を聞いた後は３つのテーブルに分かれてディスカッション。

団体ならではのお困りごとなども話が聞けてとても参考になりました。

グリーフサポートの活動をされている方が多いので、話題も共通しています。

そして静かだけど熱い想いを持っているので、話は止まることがなかったです。

解散してからもお話は尽きることなく、ついつい話し込んでしまいました。

こんな素敵な人たちと繋がれていると思うだけで、とても心強いです。

ダブルケアもグリーフとは無縁ではないので、もっと学んでいろいろな方とつながっていきたいと思いました。

グリーフを感じること、大切な人とのお別れはしんどいものです。

私は時間が経てばグリーフが解決するものではないと思っています。

大切な人とのお別れで、ぽっかり空いた穴に時間によって徐々に馴染んでいく感じ。

だけど時々ぎゅっとなってしまうものだと思っています。

私もいまだに父や母を思い出して涙することもあります。

号泣することだってあるんです。

ぎゅっとなってどうしようもなくなった時に話を聞いてくれる場があれば安心です。

今回お話を聞いた方々は自信もってお勧めできます。

札幌限定になってしまいますが、こんな方々もいるんだということを覚えておいて欲しいです。

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子育てと介護のダブルケア: 事例からひもとく連携・支援の実際

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グリーフを学ぶ会に参加してグリーフサポートされている方々の想いに触れてきました