5周年は私らしく。
もうすぐ5歳になります。
ひとつの節目。
毎年周年には切り花セールをしておりましたが、
今年はセールは行いません。
5周年には何かもっと特別なことをした方がいいだろうか、と考えたりしましたが、
普通に、
いつもの店を見て貰おうと。
いつもの通りの通常業務をしっかりやっていこうと。
6年目のスタートはそこから始めようという結論に達しました。
ですが20~22日までの3日間、お買い上げの方にプチギフトをご用意しています。
各日数量限定ですが、ちょっとした、もらってうれしいものを(笑)
最近はご注文品を作りつつ、
空いた時間で冒頭画像のようなドライフラワー作品を日々制作しております。
これは、はっきり言ってリースなどとは違い、売れ筋ではない!
でも作りたい時に、気分が乗った時にしか手が進まない、
作ってて楽しいモノ達です。
私らしいものを、5周年の節目に見てほしいなと思ったので。
感動を呼ぶほどの作品を生み出す力はない。
感動を生む作品て、どこかに切なさがあって、それって作り手の人生が背景にあったりするのだと思う。
その人自身がどこか切なさを持っているからそれが作品に息づくというか。
私は切ない人ではないので、恐らくその域には到達しないと分かっております(笑)
残念だけど仕方がない。
私の目指すところはきっとそこではないのだと。
先ほど書いた「もらってうれしいもの」というセリフは、
昨日親族たちの食事会で、親戚のおばがお土産をくれたときの言葉でした。
「つまらないもの」
ではなく、
「もらってうれしいもの」
うれしさが倍増する、魔法の言葉だと思った。
これって以外と日本では聞かれない。
健全な心と、相手への気持ちがないと言えない言葉だと思った。
そもそも昨日の会合は、
20年以上前に亡くなった祖母の遺産を親族たちで使いましょう!という食事会で、
私はずっと東京にいたので今回初参加でしたが、
母達兄弟は、残された遺産をみんなで分けることをせず、
何度もみんなで旅行に行き、
食事をしたり、
少し遠いところに住んでいる親族たちも集合し、時間を共にし消費していったのだと。
それがもう少し残っているからという今回の食事会。
こんな有効な遺産の使い方があるだろうか。
誰一人独り占めしようとする者もなく、もめることもなく、みんなで楽しい時間を過ごすことに使う。
こんな環境に育った私に、
切なさが生まれるわけが無い(笑)
私に芸術品は作れないけれど、
見ていて楽しいものはきっと作れる。
そういうモノ達を置いて、ワクワクするお店はきっと作れる。
「違和感を感じるものを放置しておくと、店は静かに死んでいく」
なるほどなと思いました。
そういえば、
放置傾向にある時は心なしか来客が少ない気がする・・・
理屈じゃないんだろうけれど、何かそういう見えない力が働くということもあるのだと思う。
幸い私は自分で作品を生み出すこともできるのだから、
息づくお店を作っていかなければ、と思う。
6年目のスタートは、
私らしく。