2023/02/02
みなさん、こんにちは~~
いや~言いたかないけど、毎日寒いですね
朝から凍った車の窓を、ビニール袋に入れたお湯で溶かしてるんですが
溶かしたそばからまた凍っています。。。
夜は寝袋に入って、その上から布団掛けて寝てます
いや、こうも寒いと
断熱材の大切さが
身にしみてわかりますね
今回タイトルを「断熱材について考える」ってしちゃいましたけど、よく考えると断熱材の何について考えるか決めてませんでした。。。
断熱材も奥が深いですよね。。。💦
まあ、今回は寒さ対策としての断熱材という事で、断熱材の基本について考えてみることにします
そもそも、一般住宅に今のようにびっしりと断熱材を入れるようになったのはいつ頃からだったでしょうかね?私がこの仕事を始めた約30年ほど前は、すでに一般住宅に断熱材を入れていたように思います。それ以前の古い家をリフォームした時などは、断熱材の入っていないお宅も結構ありましたね
そして、年々断熱材の性能が上がっていき、高気密高断熱住宅やZEHなどその精度が上がっていると思います
さて、では断熱材の入っている家とそうでない家の快適性はどうなのかというと、もちろん、断熱材の入っている家の方が、夏涼しく冬暖かく暮らせて快適です。実はこの快適性に必要なのは、断熱だけではなくて気密もセットでやらないと効果が薄いです。気密については、また別の機会にお話しするとして、今日は断熱ですね
断熱は外気と室内の温度を断絶させるために、建物の床・壁・天井に充填します
最もポピュラーでよく使われているのが、グラスウールとロックウールです
廉価で施工しやすく流通量も多いため、住宅の現場ではよく用いられています
欠点は、現場で大工さんが手作業で施工するため、隅々がうまく施工できていないと断熱ムラができたところから壁体内結露をする心配があります
最近増えだしたのが、現場施工の発泡系の断熱材です。これには素材が何種類もあるんですが、責任施工と言って断熱業者さんが断熱工事を行うタイプなので、その地域で施工している会社が扱っている商品の中から、自分たちの要望に合ったものを選ぶことになるかと思います
その他、自然素材系でメジャーなのは、ウール(羊毛)やセルロースファイバーでしょうか。これらの自然素材系の断熱材の特徴は、湿気や水分を断熱材自体が吸ったり吐いたりできるところです。そうすることで壁の中で結露する可能性が大きく下がります
断熱材を施工した場合の一番のリスクが壁体内の結露になります。ですから、どの断熱材をとっても結露対策がなされています。ほとんどのグラスウールの商品、は室内側に防湿層を設け、室内の水分が壁の中に侵入しないようにされています。しかし、現場施工の為、入れ方が悪かったり一部でも断熱材が入っていないところなどがあったりすると、そこに水蒸気が集中して結露しやすい状態になります。また、九州などの暖かい地域では、冬ではなく夏に外部からの水蒸気が壁内に侵入し、冷房で冷やされた壁に接するところで結露する場合もあり、別途対策が必要です
発泡系の断熱材は、その素材そのものが水蒸気を通さないものや、自然素材のように水分を吸ったり吐いたりするものなどあって対応しています。また、手作業で入れるものとは違って隙間なく隅々まで施工できるため、断熱ムラが発生しにくいです
自然素材家の断熱材の多くが、水分を吸ったり吐いたりするので、雨漏り等で大量の水分が一度に壁の中に入らない限り、壁の中が湿気ることはありません
個人的にお勧めなのは、自然素材でありながら、断熱業者が責任施工で現場吹込みをしてくれるセルロースファイバーの断熱材です。が、グラスウールに比べると値段がかなり高いです。。。
まあ、どれを使うにしろ、気候が不安定になっている昨今、また、光熱費もどんどん値がりしている今の時代には、しっかりと断熱気密を行って、快適に暮らせる家を計画していただきたいですね
今回も専門的な話が多かったので、分かりにくかったかと思います
ご質問などあれば、遠慮なくコメント欄でご質問くださいね
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