結論:
「波動」や「エネルギー」という考え方は否定しません。瞑想をしている私からしますとなんらかの波動やエネルギーはあると思ってます。しかし住環境においては“測れるもの=電磁波”を把握することが、安心と信頼の土台になります。
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最近、「波動」や「エネルギー状態を可視化する」といったサービスや機器を目にする機会が増えてきました。
こうした考え方は、感覚や体感を大切にする一つの価値観として一定の支持を集めているのも事実です。
ただ一方で、住まいづくりや健康に関わる分野においては、もう一つ重要な視点があります。
それが「客観的に測定できるかどうか」です。
なぜなら、
・誰が見ても同じ結果になる
・数値で比較できる
・改善の前後が分かる
こうした条件が揃って初めて、「納得」や「安心」が生まれるからです。
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ここで少し整理してみましょう。
■測れるもの(科学的に扱えるもの)
・電磁波(電界・磁界)
・周波数(Hz)
・電界強度(V/m)
・磁束密度(μT)
これらは専用の測定器で数値として確認でき、
環境によってどう変化するかも明確に把握できます。
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■測れないもの(現時点では客観化が難しいもの)
・人の波動
・エネルギー状態
・オーラや気の流れ
※物理学における波動は、周波数(Hz)波長(m)振幅で定義されます。
「何を測っているのか」を明確にしましょう。
測定の客観性を明確にしましょう。測定原理は明確でしょうか?センサーの仕様はどのような仕様でしょう?測定値の単位はどのような単位でしょう?
これらは体感や感覚として語られることはあっても、
共通の単位や測定方法が確立されているわけではありません。
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どちらが良い・悪いという話ではありません。
ただ、住まいという「毎日過ごす空間」においては、
まず優先すべきは「見えるリスクを把握すること」です。
例えば電磁波は、
・コンセント周り
・家電製品
・配線の位置
といった要素によって大きく変わります。
そしてそれは実際に測ることで、
「どこに問題があるのか」
「どう改善すればよいのか」
が具体的に分かります。
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数字で見てみると
・家庭用電源:50Hz / 60Hz
・Wi-Fi:2.4GHz / 5GHz
・電界:V/m(ボルト毎メートル)
・磁界:μT(マイクロテスラ)や㎜G(ミリガウス)
このように、電磁波は明確な物理量として存在し、
環境改善の対象として扱うことができます。
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これからの時代に求められるのは、
「なんとなく良い気がする」ではなく
「測った上で納得できる」住環境です。
感覚を大切にすることも一つの価値。
しかしそれに加えて、数値で確認できる安心があることで、
はじめて本当の意味での信頼が生まれます。
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だからこそ私たちは、
“測れるものは、きちんと測る”
という姿勢を大切にしています。
見えないものを無理に見える化するのではなく、
もともと「見えるはずのもの」を、正しく見ていく。
それが、住まいと健康を守るための、最も確実な一歩だと考えています。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
新井 伸宏
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