「分を知る」
家の中の化学物質や家の中の電磁波の影響のない家づくりをはじめて25年になります。
非常に残念ながら、〇〇県で自然素材の家づくり、健康住宅と信じて建て始めましたが、家の中に入れなくて困ってます、新井さん何とかなりませんか?という相談をいただきます。
残念ながら、建て始めてからの相談は
・現在、相談者さんが依頼している工務店や設計事務所からしましたら、いきなり現れた訳の分からない建築士(私)の言うことなど聞く耳をもっていただくことは非常に少ない
・既に進められている状況から私が入ることで「責任の所在が明確ではなくなる」というリスクもあり
なかなか相談者の希望に沿うアドバイスができません。
特に最近は「自然素材」無垢のフローリング、漆喰や珪藻土などの自然素材を売りにした工務店さんや設計士も増えています。
以前のblogでも書かせていただきましたが、自然素材の雰囲気が好きで依頼しているのならば、全く問題ないと思います。
しかし一方で自然素材=健康住宅→人工的な化学物質などは極力使っていない、と信じて依頼してしまっている場合は、齟齬が生じる場合があります。
いまは「自然素材」が売りになるため、その見た目や肌触りを生かした家づくりをしている工務店や設計士と化学物質や電磁波の影響を考えた健康住宅を志向している工務店と設計士の見分けがつきにくい状況です。
また電磁波の専門家が家に使われている「化学物質」についても、相談に乗ってしまっている現場に立ち会いました。
電磁波の専門家は電磁波の専門家で電磁波の相談を受けることに留めて、家に使われている化学物質については、その道の専門家に任せてほしいなぁ、というのは私が長年、家に使われている化学物質や電磁波の影響のない家づくりをしてきたためでしょうか。
私も構造や温熱環境も専門家に指導を受けてある程度のことは理解しています。しかしより専門的な話が出た場合は専門家に任せます。電磁波についても専門家として家づくりに携わっていますが、仲間に聞くこともあります。
つまり私は自分の「分」を知り、まわりの専門家と協力し合いながら進めることを大切にしています。
お客様の笑顔のためには、間違った方向に導いてほしくありません。それぞれが専門的な知見を出し合いお客様の要望に応えることが大切と思います。
SNSの情報でも自分の専門とは違うことをいかにも詳しいという話方をする方がいらっしゃいます。家に使われている化学物質や電磁波を専門としている私からしますと「おいおい」という内容も多く散見されます。
家の中の化学物質や空気の質の話をしていたと思ったら、ある商品の案内だったり。
優良誤認されるような誘導の仕方。
家づくりは一生に一度の大切な事業です。惑わされないように注意しましょう。
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ひと・すまい・くらし 一級建築設計事務所 新井 伸宏
URL: https://www.hitosumai.com/
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