私たちの飲み水やお風呂の水やシャワーについて
「えっ?お風呂の水って危ないって本当!!」
私たちが毎日当たり前のように使っている「水」。
飲み水としてはもちろん、お風呂やシャワーなど、
生活のあらゆる場面で欠かせない存在です。
この水の安全性は、法律によってしっかりと守られています。
水道法(水道法施行規則第17条第3号)では、
蛇口(給水栓)において遊離残留塩素を0.1mg/L以上
(結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上)保持すること
が義務付けられています。
これは、水中の細菌やウイルスの繁殖を防ぎ、
私たちの健康を守るための大切な基準です。
一方で、塩素には独特のにおい、
いわゆる「カルキ臭」があります。
そのため、実際の運用としては安全性を確保しつつ、
味やにおいへの配慮から1.0mg/L以下に抑えることが
望ましいとされています。
見落としがちな「温度」と塩素の関係
ここで意外と知られていないのが、「水温」と塩素の関係です。
特にお風呂やシャワーのように、40℃前後のお湯を使う場面では
注意が必要です。
1. 殺菌効果への影響
塩素(次亜塩素酸ナトリウム)は、実は「熱に弱い」性質を
持っています。
温度が上がると、有効成分の分解が加速し、消毒効果が低下
していきます。
一般的に塩素の効果が安定して発揮される水温は
20〜25℃(高くても30℃程度まで)とされており、
40℃前後になると、塩素は不安定な状態になります。
つまり20℃~25℃のぬるま湯は一番殺菌効果を発揮するという
ことです。手肌や顔へ影響には注意が必要ですね。
私は肌の常在菌という視点はとても大切と思っています。
ですので基本、塩素や水に残っている化学物質などが
カラダへ与える影響という視点を大切にしています。
2. 環境ホルモンの溶出
もう一つのポイントは「環境ホルモン(内分泌かく乱物質)
の溶出」です。
温度が高くなると、塩素は揮発しやすくなりますが
環境ホルモンは溶出しやすくなると言われています。
国立環境研究所
プラスチック容器などから主に熱が加わることで溶出しやすく
なると言われています。特に高温(高温の油や熱湯など)で、
ビスフェノールAやフタル酸エステルの溶出量が増加する傾向
があります。
電子レンジの加熱や熱い飲み物はリスクを高めると言われる
のはこのためです。
プラスチック?そうなんです。
最近使われている水道管はプラスチック製品が使われています、
鉄管の内側もプラスチックコーティングされていますね。
お風呂もFRP製品が多い状況です。
その結果、飲み水だけでなく、お風呂の湯水、シャワーに
環境ホルモンが溶出している可能性が指摘されています。
私たちの生活で気をつけたいこと
では、こうした特性を踏まえて、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
■ 飲み水について
除去率という視点を大切にしています。
■ お風呂やシャワーについて
浴槽の材質、セントラル浄水という視点を大切にしています。
「安全」と「快適」のバランスを考える
カラダはさまざまな菌で守られています。
いまの世の中は私たちの身体にとっては不必要なものが
多い状況です。
不必要なものは極力身体に取り込まない。
皮膚からの影響もきちんと考える。
大切なのは、
「便利だから」だけではなく、
「気にしすぎる」でもなく、
正しく理解して自分たちに合った方法を考えること。
ほんの少しの知識と意識で、
日々の水との付き合い方はより快適で、より安心なものになります。
毎日使う水だからこそ、
「家づくり」の大切な視点として
一度立ち止まって見直してみてはいかがでしょうか。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
新井 伸宏
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