毎日新聞 2012年08月19日 東京朝刊

 ◇第10日(18日・甲子園)

 ▽第4試合=3回戦

倉敷商(岡山)

  101200001=5

  100000000=1

秋田商(秋田)

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 倉敷商は一回に藤井の先頭打者本塁打で先制した。その裏に追いつかれたが、三回に道下の中前適時打で勝ち越し。四回は藤井の適時打などで2点、九回に坂田の犠飛で1点を加えた。西は直球の伸び、変化球の切れとも申し分なく、1失点で2試合連続の完投。秋田商は先発・近藤の不調が痛く、打線もあと一本が出なかった。

 ◇「全国に通用」実感

 ○…倉敷商を23年ぶりの8強に導いたのは、エース右腕の西だ。的確にコーナーを突く制球力で連打を許さず、2試合連続の2桁奪三振。174センチ、62キロの細身の体で最少失点に抑え込んだ。

 決め球のシンカーが武器となった。見せ場は四回。先頭打者に右前打を許し、犠打で1死二塁。次打者に三遊間へ鋭いゴロを打たれたが、遊撃の片山が横っ跳びで好捕。守りの援護に、「あのプレーで勢い付いた」。続く左打者の坂谷をシンカーで空振り三振に仕留めると、後続も打ち取り流れを手放さなかった。

 六回もシンカーを駆使して3者連続三振。「自分の決め球が全国で通用することが分かった」。チーム初の4強入りに向け、「さらに上でも通用すると思う」と自信を見せた。