毎日新聞 2012年11月08日 地方版

 県高校野球連盟は7日の理事会で、来春の第85回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)の21世紀枠の県推薦校にいわき海星(いわき市)を選んだ。震災の津波でグラウンドが砂浜のようになっても、秋季県大会で2年連続の16強入りした実績を評価された。同校が推薦校に選ばれるのは初めて。

 小名浜地区にある同校は、津波で1階部分が流され、近隣の高校に間借りして授業を続けた。昨年12月に本来の校舎に戻れたが、1階が使えず、上下水道やグラウンドなどが今なお未整備のままだ。

 津波で道具を流された野球部は、野球道具の寄付やグラウンドのがれき撤去などで支援を受けて野球を続けた。県大会では主力4人が遠洋航海実習で不在の中、2回戦で東北大会準優勝の聖光学院と対戦。六回まで0-2と粘り強さを見せた。

 一般枠の県推薦校は、東北大会に出場した聖光学院、白河、光南の3校が選ばれた。センバツ出場校は、1月25日に発表される。