毎日新聞 2012年07月17日 地方版

 全国高校野球和歌山大会は4日目の16日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦3試合があった。8連覇を狙う智弁和歌山が2-0で零封勝ちしたほか、橋本、日高が打撃戦を制して3回戦に進出した。

智弁和歌山

  100000100=2

  000000000=0

田辺

 智弁和歌山は一回、四死球などで無死満塁の好機を作ると、天野の併殺打の間に三塁走者が生還し先制した。投げては1被安打完封リレーで締めた。田辺は五回、神原が初安打で出塁するが、本塁が遠かった。

橋本

  103010103=9

  020020000=4

伊都

 橋本は三回、北村からの4連続安打で1点を加え、さらに2死満塁から田中の左前適時打で逆転。計14安打の猛攻で打ち勝った。伊都は五回、高の内野安打などで1点差に詰め寄ったが、投手陣が踏ん張れなかった。

和歌山高専

  000011040=6

  10140100×=7

日高

 2点をリードした日高は四回、橋本の三塁打や阪口の左前打など打者9人の猛攻で4点を追加。六回にも1点を加えて逃げ切った。和歌山高専は1点差に迫った九回、2死三塁と粘りを見せたがあと一歩及ばなかった。

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 ■熱球

 ◇2人で培った堅守--田辺3年・岡田昂純二塁手

 九回の一、二塁間への鋭い当たりをグラブではじいた守備は悔んだが、一回満塁での併殺など6度の守備機会で失策は0。チーム最小の身長156センチの体での堅守の裏には、ボールボーイを務めた酒井美樹選手(3年)との努力があった。

 中学では全国大会に出場したが3年間控え。高校でもレギュラー争いは厳しかった。2年の終わり、同じポジションの酒井選手を夜の居残り練習に誘った。負けず嫌いの2人は、他の部員が帰った後、ノックなどに打ち込んだ。岡田選手を自宅から送迎していた父成司さんは「迎えは午後10時過ぎにもなった」と話す。

 試合後、酒井選手はベンチ裏で「ピンチの時救ってくれたしナイスプレー。頑張ってくれた」と岡田選手の肩をたたいた。これに「美樹の分も、と思っていた。これまで付き合ってくれてありがとう」と返し、2人は潤んだ目を合わせてほほ笑んだ。

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 試合結果や翌日の組み合わせ、雨天時などの情報は大会本部(073・499・8561)。