大分県別府市の大分自動車道で昨年7月、同県立森高校の野球部員らが乗ったマイクロバスが大型トラックに追突、野球部監督が死亡、部員らがけがをした事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた、部員の父親で自衛官の江藤久人被告(50)に、大分地裁(開発礼子裁判官)は27日、罰金100万円(求刑禁錮2年6月)を言い渡した。
判決理由で開発裁判官は「過失は大きく、結果も重大だが、バスの運行実態を考えると被告1人だけを責めることはできない。禁錮刑では自衛官を失職するという社会生活上の不利益を考慮すれば、罰金刑が相当だ」と述べた。
検察側は論告で「緊急性がないのに、眠気を感じたまま運転を継続したのは、多数の生命を危険にさらす無謀なもの。重大な注意義務に著しく違反した」と主張。
弁護側は「社会的制裁を十分受けた。禁錮以上では、失職は避けられない」として、罰金刑とするよう求めていた。
野球部員らは全国高校野球選手権大会大分大会の開会式を終え、帰る途中だった。(共同)
[2012年7月27日11時51分]