◆春季高校野球福島県大会第7日 ▽準決勝 若松商3―4尚志(27日・開成山) 福島では準決勝2試合が行われた。第1試合は尚志が若松商を4―3で振り切り、創部15年目で初の決勝進出。昨年夏に就任したばかりの福地大祐監督(31)のもと、同校史上初の東北大会切符を手にした。聖光学院は7―1で学法石川に勝利。県内での無敗記録を69に伸ばした。福地監督は聖光学院のOB。28日の決勝戦では初の“師弟対決”が実現することになった。
レフトに上がった打球を尚志のエース吉田圭佑(3年)は、余裕を持って見上げた。9回2死一、三塁。若松商の秦和輝(2年)を左飛に仕留めると、ナインは何度も両手を突き上げた。創部15年目で、接戦の末に初めてつかんだ東北大会切符。「本当にうれしい」エースは、満面に笑みを浮かべた。
固い絆で勝利をもぎ取った。最後のバッターの秦は、白河実との2回戦で延長10回にサヨナラ打を放ったラッキーボーイ。「決勝打を打った試合は見てました。でも、打たせれば守ってくれると信じてました」と吉田。ベンチからのサインはなかった。仲間への信頼が、内角への直球という強気の投球につながった。
どん底からはい上がった。昨夏、福地監督が就任。“初戦”だった秋季大会は、県大会に進めなかった。指揮官が改革の柱に据えたのは「自分たちで考えさせること」だった。午後7時に全体練習が終わった後、約2時間は自主練習に充てた。時には全員で話し合ってメニューを決めた。砂利道での坂道ダッシュや、100キロのバーベルを持った状態でのスクワット。下半身を徹底的に鍛えたからこそ、攻守で自信を持つことができた。
「最後にやるのは生徒たちですから。1戦ごとに力をつけてくれました」と福地監督。決勝では、自身の高校時代には部長としてお世話になった斎藤智也監督(48)と対決する。「今まで通りの野球でぶつかっていきたい」。選手を信じ“師弟対決”に挑む。
(2012年5月28日12時41分 スポーツ報知)
レフトに上がった打球を尚志のエース吉田圭佑(3年)は、余裕を持って見上げた。9回2死一、三塁。若松商の秦和輝(2年)を左飛に仕留めると、ナインは何度も両手を突き上げた。創部15年目で、接戦の末に初めてつかんだ東北大会切符。「本当にうれしい」エースは、満面に笑みを浮かべた。
固い絆で勝利をもぎ取った。最後のバッターの秦は、白河実との2回戦で延長10回にサヨナラ打を放ったラッキーボーイ。「決勝打を打った試合は見てました。でも、打たせれば守ってくれると信じてました」と吉田。ベンチからのサインはなかった。仲間への信頼が、内角への直球という強気の投球につながった。
どん底からはい上がった。昨夏、福地監督が就任。“初戦”だった秋季大会は、県大会に進めなかった。指揮官が改革の柱に据えたのは「自分たちで考えさせること」だった。午後7時に全体練習が終わった後、約2時間は自主練習に充てた。時には全員で話し合ってメニューを決めた。砂利道での坂道ダッシュや、100キロのバーベルを持った状態でのスクワット。下半身を徹底的に鍛えたからこそ、攻守で自信を持つことができた。
「最後にやるのは生徒たちですから。1戦ごとに力をつけてくれました」と福地監督。決勝では、自身の高校時代には部長としてお世話になった斎藤智也監督(48)と対決する。「今まで通りの野球でぶつかっていきたい」。選手を信じ“師弟対決”に挑む。
(2012年5月28日12時41分 スポーツ報知)