毎日新聞 2012年04月02日 地方版

 第84回選抜高校野球大会で、強豪、智弁学園(奈良)を相手に早鞆は最後まで諦めない姿勢を見せた。甲子園という大きな舞台で、全国レベルのプレーと雰囲気を全身で感じた早鞆ナインは一回りも、二回りも大きくなったことだろう。甲子園の土を持ってこなかったのも「必ず甲子園に帰ってくるぞ」という強い決意の表れだ。早鞆には、夏にまた甲子園で会おうと言いたいが、他校球児も黙ってはいないだろう。「早鞆に負けるな」と奮起し、切磋琢磨(せっさたくま)すれば、山口全体の高校野球のレベルは向上するに違いない。夏が楽しみだ。

 1年間、感心しながら、興味深く読ませていただいたリレーエッセー筆者、古城春樹さんの担当が先月24日付で終了。多くの古城ファンには申し訳ない気持ちです。

 1日付で松田栄二郎記者が熊本支局へ、尾垣和幸記者が福岡報道部へ異動しました。2人はそれぞれ下関にいろいろな思いがあったようです。特に新人として社会人生活の第一歩を踏み出した尾垣記者は自身のいたらなさや、私の指導不足もあって、取材先で何度ご迷惑をおかけしたことでしょう。それでも、下関の皆さんは紳士的に対応していただきました。本人も初任地を去りがたいようで、ぎりぎりまで下関を回っていました。

 この2人に代わり、小倉報道部から西嶋正法、東京本社・社会部さいたま支局から平川昌範の両記者が赴任。2人の視点で下関のニュースを発信します。記者コラム「メモ帳から」で自己紹介してくれるでしょう。まさに春は出会いと別れの季節。4年間、読者の皆さんには大変お世話になりました。私にとって下関はもはや第二の故郷で、思い出いっぱい。それで、新支局長の似顔絵を見たい読者もおられるかも知れませんが、私はまだまだ異動しません。いまだに下関は知らないことばかりです。今後もよろしくお願いします。

〔下関版〕