毎日新聞 2012年03月23日 地方版
第84回選抜高校野球大会で高崎は大会3日目第3試合(23日午後2時開始予定、雨天順延)で近江(滋賀)と対戦する。境原尚樹監督が率いる高崎は、21世紀枠に推されながら関東大会4強の実力が評価され、一般選考で出場を決めた。一方、多賀章仁監督が指揮を執る近江は、エース村田帝士投手(3年)を中心に厚い投手陣と多彩な攻撃が魅力。初戦を前に両監督に意気込みなどを聞いた。
◇好機生かし競り勝つ--高崎・境原監督
◇3点以内に抑えたい--近江・多賀監督
--相手チームの印象は。
境原監督 甲子園出場回数も多く、特に準優勝した01年夏の決勝戦が印象に残っている。継投がうまい強豪校だと思っている。
多賀監督 文武両道が評価されていることもあり、一人一人が自立し総合力の高いチームだと思う。
--相手の注目選手は。
境原監督 特にいない。どの選手も実力はうちより上だと思うので、全選手を警戒しなければならない。
多賀監督 島田智史投手。9試合で10四死球とコントロールが良い。初戦は四死球による出塁と失策が試合の明暗を分けるだろう。
--自チームで鍵となる選手は。
境原監督 バッテリー。投手の島田がどれだけ抑え、内堀雄斗捕手が相手打線に捕まらないように配球できるかが重要。バッテリーが信頼し合い、厳しい局面も乗り越えてほしい。
多賀監督 やはり、エースの村田。満点のマウンド度胸を生かしてほしい。球威ある直球だけでなく、場面に応じた変化球の使い方もうまくなってきた。
--理想の試合展開は。
境原監督 先発が粘り、九回まで長い目で見て、試合をうまく作っていくことが重要。少ないチャンスで集中力を発揮して、相手より1点多く取って競り勝ちたい。
多賀監督 3点以内に抑え、5点は取りたい。1番の久米将司や下位打線の林田友助、津坂純らが好調なので、しっかり打ってほしい。
--試合への意気込みを。
境原監督 今から特別なことをやろうと思うと、逆にリズムが悪くなってしまう。変に大きく見せようとせずに、今まで通りの力を存分に出したい。
多賀監督 厳しい強化練習や、個々が重ねた陰の努力に自信を持って、熱い気持ちで試合に臨んでほしい。何としてでも校歌が歌えるようにしたい。