来春の第84回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の「21世紀枠」候補校9校が15日、発表された。来月27日に大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれる選考委員会で3校に絞り込まれ、一般選考(神宮大会枠1を含む)の29校とともに来年3月21日から12日間、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれる大会に出場する。

 21世紀枠は練習環境のハンディ克服や地域への貢献など、野球の実力以外の要素を選考条件に加えて選ぶもので、第73回大会(01年)から導入された。今回は47都道府県高野連から1校ずつ推薦され、計9地区から各1校を候補校として選出。第79回大会(07年)で県の推薦校だった大垣西(岐阜)を含め、9校とも候補校に選ばれるのは初めて。

 金沢西(石川)と小松(愛媛)は秋季県大会優勝校で、他は準優勝とベスト4が各3校、ベスト16が1校。高崎(群馬)は秋季関東大会で4強に残った。過去3年連続で選出されている東北地区の候補校は、東日本大震災で学校が大きな被害を受けた石巻工(宮城)。洲本(兵庫)は大会歌「今ありて」を作詞した阿久悠さん(故人)の母校だ。

 9校のうち甲子園出場経験があるのは3校。洲本は春夏計3回出場し、第25回大会(1953年)で初出場初優勝。広島観音(広島)は第24回大会(52年)に、高崎は第53回大会(81年)にそれぞれ出場した。

 21世紀枠特別選考委員会(委員長=奥島孝康・日本高野連会長)は、まず東(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越)と西(近畿、中国、四国、九州)に分けて1校ずつ選び、続いて全体から1校を選ぶ。

 ◇選考基準

 (1)推薦校は原則として秋季都道府県大会のベスト8以上から選出。ただし参加128校以上の都道府県はベスト16以上から選ぶ。

 (2)当該校の他の生徒、もしくは他校、地域に良い影響を与えた学校。

 (3)((1)、(2)の条件を複数校が満たし)いずれとも決定し難い場合は、過去の選抜大会並びに全国高校選手権大会に出場経験のない学校とし、それでも決まらない場合は、より両大会出場から遠ざかっている学校を選ぶ。

毎日新聞 2011年12月16日 東京朝刊