野球を通じ障害者と交流する「ふれあい野球教室」(県障害者スポーツ協会など主催)が26日、さいたま市浦和区の市営浦和球場であり、10~40代の肢体、聴覚、知的、精神障害をかかえる約60人が参加した。先生役として集まった秋季関東地区高校野球大会連覇の浦和学院野球部員20人と青空の下、汗を流した。
教室では、ボールの握り方から捕球の仕方、バッティング方法まで、浦学の田村雅樹コーチが身ぶり手ぶりを交えて説明。部員との練習では「いいね、ナイスボール」「しっかりボールを見て」と大きな声が飛び交い活気にあふれた。
脳性まひで車いす生活を送る、さいたま市岩槻区の清水直也さん(20)は「テレビで見るのと、実際に見るのでは選手の体格や投げ方の迫力が違う。一緒に野球ができてとてもうれしい」と笑顔。部員から「足が使えない分、上半身を大きく使って」とアドバイスを受け「いいボールがいくようになった」と満足げだった。
浦和学院3年の浅田龍一選手(18)は「野球があればこんなに通じ合えるのかと少し驚いた。初心に帰って純粋に野球を楽しめた」と笑顔を見せた。
毎日新聞 2011年11月27日 地方版