◆明治神宮野球大会 ◇高校の部 ▽準決勝 光星学院7―0鳥取城北(26日・神宮球場) 準決勝を行い、高校の部で、東北地区代表の光星学院が鳥取城北(中国地区代表)に7―0の8回コールド勝ち。今夏の甲子園大会に続いて決勝進出を決めた。初戦で5打数無安打だった高校通算29本塁打の主将・田村龍弘捕手(2年)は先制打など4打数2安打2打点で復活。守っては、最速145キロエース右腕・金沢湧紀(2年)の13奪三振完封を引き出した。
主砲・田村のお目覚めだ。初回に右前先制打を放つと、7回にも同じく右前にタイムリー。来秋のドラフト候補が2安打2打点で本領発揮だ。鳥取城北は智弁学園(関西地区)に勝って準決勝に駒を進めた。「自分は智弁が一番、強いと思っていた。そのチームに勝っているから絶対に強いと思った」。しかし、終わってみれば8回コールド勝ちで、夏に続いてのファイナル進出だ。
24日の初戦・神村学園(九州地区代表)戦では無安打に終わった。力が入りすぎて右打席から引っ張り、5打席中4打席で遊ゴロだった。結果を知った花巻東の大谷翔平(2年)から「打てなくても気にしない方がいいよ」とメールが届いた。気持ちを切り替え、この日は試合前に「右方向を意識して打つ!」と仲間に宣言。有言実行で流し打った。
マスクをかぶっては、エース・金沢を好リードした。今秋からベンチ入りした背番号1の最速145キロの直球にキレがなく、カーブが有効とみるや決め球に選択。8回以外、毎回走者を背負いながらも13三振を奪う投球を演出した。13Kが1997年に横浜・松坂(現レッドソックス)がマークした大会記録の14三振にあと1つだったことを伝え聞くと「え? 記録だったんですか?」と金沢よりも悔しがった。
今夏の甲子園決勝での0―11は屈辱的だった。決勝では東海地区代表の愛工大名電と対戦する。「120%の力を出したら勝てると思う」。今年最後の公式戦。準Vメンバーとして、しゃく熱の中で味わった悔しさを、晩秋の神宮で晴らしてみせる。
(2011年11月27日12時30分 スポーツ報知)