第92回全国高校野球選手権大会の東・西東京大会(都高野連、朝日新聞社主催)の開会式が3日、新宿区の神宮球場で開かれた。選手約5000人が堂々と入場行進。甲子園を目指し、東西計263校による熱戦が始まった。

 式には、離島にある4校を除く259校が参加した。東京消防庁音楽隊の演奏に合わせ、東大会は帝京、雪谷、西大会は日大三、日大二と、それぞれ昨年の優勝、準優勝校を先頭に入場。父母やチームメートの声援を浴びながら、グラウンドを行進した。

 藤井文雄・都高野連会長は「(ワールドカップ南アフリカ大会の)日本代表サッカーチームのように、最後まであきらめず、闘志を持って試合に臨んでほしい」とあいさつ。

 春の都大会で優勝した日大鶴ケ丘の石田竜也主将(3年)が選手宣誓。「共に戦ってきた仲間がいたからここに立っている。見ている方に感動と元気を与えるプレーをすることを誓います」と大きな声で宣言した。

 式後にあった西大会開幕戦は、昭和第一学園が八王子実践を3-0で降した。東大会は4日から試合が始まる。

 ◇西大会
 ▽1回戦

 【神宮】

八王子実践

  000000000=0

  01011000×=3

昭和第一学園

 ◇神宮楽しめた
 ○…開会式直後の開幕試合で昭和第一学園の大賀龍稀投手(3年)は完封勝利。「緊張はしなかった。神宮を楽しめ、気持ち良かったです」と笑顔を見せた。

 立ち上がりは「マウンドの高さが合わなかった」。制球が乱れ、二回表には2死満塁のピンチを招いた。何とか三振で切り抜け、その裏の攻撃では自らの中前適時打で先制。投球も波に乗り、三回以降は三塁を踏ませず、終わってみれば被安打5、7奪三振の好投。1週間前の練習試合で右足の太ももを肉離れした岡田涼捕手(同)も再三マウンドに足を運んでもり立て、「気分的に楽になった」(大賀投手)という。

 勝ち進むと、4回戦で春の都大会ブロック予選で敗れた第4シードの東亜学園と対戦する可能性がある。「東亜学園に借りを返したい」。強豪にリベンジするまで、負けられない戦いが続く。

〔都内版〕

毎日新聞 2010年7月4日 地方版