5月1日19時53分配信 毎日新聞
第59回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は、前日に引き続き、1日も男女グループ戦各8試合が行われた。男子は2戦全勝としたパナソニック、FC東京、堺、JT、セット率でB組2位以内が確定した東レのプレミアリーグ勢が決勝トーナメント進出を決定。一方、大分三好はチャレンジリーグ4位の東京ヴェルディに競り負け、豊田合成は東海大にストレートで敗れた。
女子はプレミアリーグ全8チームが連勝して8強入りを決めた。昨年末の全日本選手権で高校勢初の4強入りを果たした東九州龍谷高はパイオニアから1セットを奪ったが惜敗。連敗でグループ戦での敗退が決まった。
▽男子グループ戦
【A組】★FC東京(2勝)3-0東亜大(2敗)、★パナソニック(2勝)3-1ジェイテクト(2敗)【B組】東京ヴェルディ(1勝1敗)3-2大分三好(1勝1敗)、★東レ(2勝)3-1順大(2敗)【C組】★JT(2勝)3-0日体大(2敗)、★堺(2勝)3-0富士通(2敗)【D組】サントリー(2勝)3-0大同特殊鋼(2敗)、東海大(1勝1敗)3-0豊田合成(1勝1敗)
▽女子グループ戦
【A組】★パイオニア(2勝)3-1東九州龍谷高(2敗)、★JT(2勝)3-1日立(2敗)【B組】★トヨタ車体(2勝)3-2三洋電機(2敗)、★東レ(2勝)3-0筑波大(2敗)【C組】★岡山(2勝)3-0福岡大(2敗)、★久光製薬(2勝)3-0上尾(2敗)【D組】★NEC(2勝)3-0健祥会(2敗)、★デンソー(2勝)3-0嘉悦大(2敗)
(★は決勝トーナメント進出)
◇パイオニア、東九州龍谷高に雪辱
攻守ともにパイオニアを支える34歳の成田は「同じ失敗をすることはできない」と試合に臨んだ。昨年の全日本選手権では、東九州龍谷高に1セットしか取れずに完敗。「準備を含めて、気持ちのどこかに相手は高校生だというのがあった」と振り返る。雪辱を果たすべく活躍したのは、元日本代表のベテランたちだった。
東龍の速いコンビバレーに苦しめられた。第1セットは終盤までもつれ、第2セットは猛追を受けた。辛うじて2セットを連取したが、速いテンポにつられ、次第に本来のリズムを見失っていた。「(セッター)冨永は体力というよりも頭がいっぱいだった」と佐藤監督。36歳の板橋に司令塔を委ねた。
第3セットを失い、迎えた第4セット。コート上には30歳代の4人の元日本代表が並んだ。板橋が高くゆっくりとしたトス回しでリズムを取り戻せば、37歳の多治見は180センチの高さを生かしたブロックで対抗。33歳の佐々木、成田も硬軟交えた攻撃を見せた。
母体企業の経営不振もあって今季は外国人が不在。リーグ参戦以降、最少の16人での戦いを強いられた。リーグは最下位に終わり、入れ替え戦も経験。「このままではバレーする場所がなくなってしまう」(成田)という危機感がチームを奮い立たせている。
○…男子の東海大が会心の勝利。第1、2セットはジュースにもつれた競り合いを制し、第3セットは勢いの差を見せつけて豊田合成を16点に抑えた。前日はサントリーにフルセットで悔しい惜敗。主将の八子は「サーブで狙う方向やブロックの動きを改善したのが勝ちにつながった」と喜んだ。故障の主力選手に代わり起用された2年の阿部純が、第3セットの勝負どころで3連続ブロックを決める活躍も。阿部純は「先輩たちの指示通りにやった結果。この勢いで上位まで行きたい」と意欲を燃やす。
最終更新:5月1日20時11分