【滝川西8―0岩見沢農】第91回全国高校野球選手権南・北北海道大会支部予選が30日、岩見沢市営などで行われた。この日開幕した空知支部は、3年連続支部代表を目指す滝川西が長打攻勢で岩見沢農に7回コールドの8―0で快勝。1日に対戦する駒大岩見沢の04年夏以来の支部予選連勝と、北大会3連覇阻止に闘志を燃やした。
初回で勝負を決めた。岩見沢農の左腕・南亮輔(3年)の立ち上がりを攻め、2死から井上翔太(3年)の右中間ランニング本塁打を皮切りに内野安打、死球、そして3連続三塁打で5点を叩き出した。昨秋敗れた相手に圧勝し、中川修司監督(41)も「子供たちの力。よくやってくれた」と満足そうだった。
リベンジで弾みを付け決戦に挑む。昨年まで北大会25回出場の伝統校は支部の“打倒駒大岩見沢”の一番手。春は対戦機会こそなかったが、今夏は「打倒ヒグマ」を目標に打撃強化に力を注いできた。04年夏以来3季通算支部45連勝中の駒大岩見沢に対し「ここで倒せれば北大会でも戦える。逆に倒せなければ戦えない」と山田紘史主将(3年)は2回戦での激突は願ってもないと言いたげだった。昨春、延長13回の末、0―1で惜敗した1戦に右翼手で出場していたエース三浦大樹(3年)は「気持ちを強く持って投げ、自分たちが連勝を止める」と声を大にした。
「駒岩を倒すことで1歩スタートをきれる」と山田主将は話す。いざ決戦。勝利への執念と蓄えてきた力を結集して、大きな1勝をつかみとる。
≪深川東、大量15点で4季ぶり勝利≫深川東は月影に15―5で6回コールド勝ち。唯一の3年生・鷲尾史人主将を中心に、部員10人で15安打に10盗塁を絡めて大量15点。昨春以来4季ぶりの勝利に、左越え三塁打を含む2安打の鷲尾は「1勝が目標だったので凄くうれしい」と声を弾ませた。入学以降、野球経験者の同級生に声をかけたが、入部者は現れなかった。「チームがうまくまとまらない時とか同級生がいたらと思ったが、後輩に恵まれた」と鷲尾。後輩も主将のために一丸だ。4安打6打点の葛西賢人(2年)は「先輩には感謝しきれない。もっと恩返しする」と誓った。