◆全道高校陸上札幌支部予選第1日(26日・厚別公園競技場) “寺田2世”誕生だ。女子百メートル障害で恵庭北の1年生・中原元子(15)=函館北中出、162センチ、52キロ=が、同校先輩の寺田明日香(現・道ハイテクAC)の高校1年インターハイ(05年)優勝記録(14秒32)を上回る14秒18の自己新で初V。全道高校陸上(6月23日から北見)での13秒台突入、高校総体(7月29日から、奈良)V戦線参入へ夢が広がった。
レースを重ねるたびに、15歳ルーキーが輝きを増していった。追い風参考記録となった予選14秒85、同準決勝14秒38から、決勝は絶好の2・0メートルの追い風を味方に、一気に14秒18までタイムを短縮した。「予選はスピードに乗り切れなかったですが、走るたびにリズムをつかめるようになりました」1年生王者が屈託ない笑顔を見せた。
函館北中では、百メートル障害全道中学2連覇、昨年は全国中学4位入賞、全道選手権もシニア選手にまじり14秒49(追い風参考)で初制覇した。しかし、8月の国体予選では、まさかの敗退。「強い学校で自分を鍛え直したい」と、女子百メートル障害で高校総体3連覇を達成した寺田明日香(現・道ハイテクAC)らを輩出する恵庭北高に進学した。
日ごろも、寺田らのホーム練習場のインドアスタジアム(恵庭)で走り込み、あこがれの選手の走りを研究。今月15日の東日本実業団を13秒29のジュニア日本新で制した寺田の力強く回転の速いフットワークを脳裏に焼き付けた。
寺田は恵庭北1年生の時、14秒41の持ちタイムで初の高校総体に臨み、予選14秒39、準決14秒23、決勝は14秒32で1年生全国制覇を達成した。
道ハイテクACも指導する恵庭北・中村宏之監督(63)も「中原の武器は素早いハードリング。スプリント力を磨けば、全国トップも狙える」と期待。「今後は全道高校優勝と高校総体決勝進出が目標」という1年生ハードラーが、一気に頭角を現しそうだ。