<ビーチバレー:JBVツアー愛知オープン>◇2日目◇25日◇愛知・新舞子マリンパーク
「ビーチの妖精」悲願のツアー初Vにあと2勝よ。
浅尾美和(23=エスワン)西堀健実(27=同)組が、敗者復活2、3回戦を連勝して準決勝に進んだ。悪天候のため、珍しい「スパッツ姿」だったが、それでも観衆を魅了した。26日に準決勝を勝てば、決勝は第1シードの浦田聖子(28)楠原千秋(33)との対戦となる。男子では白鳥勝浩(32)朝日健太郎(33)組が決勝進出を決めた。
強い雨と風で吐く息も白くなるほどの悪天候でも、浅尾の魅力と強さは変わらなかった。4強入りを決め、その後に予定されていた準決勝が日没によって順延されると、西堀と会見スペースに登場。「大雨と強風の中でも、楽しくできました」と笑顔。「カメラ、大丈夫ですか~?」と、降りしきる雨の中で自分たちを狙う報道陣のレンズを心配する余裕もみせた。
負ければV逸の敗者復活戦を3連勝し4強入りだ。2試合を戦ったこの日は、悪天候のため上下真っ黒のスパッツを着用。いつものビキニ姿からは大きく素肌の露出面積が減ったが、力強いスパイクを軸にした多彩な攻撃で本来の実力を証明した。グラビアなども飾るスタイルと健康的な肌が覆い隠された分、ビーチの真の力が際立った。
実は黒ずくめ姿は「レアもの!?」だった。関係者によれば「国内では去年の宮崎で1度着ただけ。国内では珍しいですね」。宮崎で行われた昨年の霧島酒造オープンといえば、ツアー最高成績の準優勝を手に入れた大会である。観戦した男性ファンはがっかりでも、実はラッキーアイテムなのかもしれない。
三重県内の実家からの心強い応援もあった。家族が観戦に訪れ、手作りのサンドイッチを差し入れてくれた。「お母さんが作って来てくれました。エビカツサンドが一番力になりました」と“カツ”をしきりに強調。母校津商バレーボール部の後輩の声援も力になった。「明日は『自分たちがこれだけ成長したんだ!』という姿を見せたいです」。妖精が初Vで、新たな歴史を刻む。
[2009年4月26日9時40分 紙面から]