◇瀬戸は岡山城東を降す--倉敷、玉島商も3回戦へ
第90回全国高校野球選手権記念岡山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は16日、倉敷市中庄のマスカットスタジアム球場など3球場で2回戦6試合が行われた。倉敷は好機を生かして打線をつなぎ、岡山南を降した。倉敷商は、12安打9得点の猛攻で、岡山一宮に完勝。玉島商の応武投手は、津山打線から11三振を奪い、2安打完封した。瀬戸は岡山城東を降し、10年ぶりの16強入りを果たした。
17日はマスカットスタジアムと倉敷市営球場で、3回戦4試合が行われる。
▽2回戦
倉敷
040100002=7
000102000=3
岡山南
(倉)宮本、吉冨、宮元
(岡)渡辺-中務
▽三塁打 岩崎(倉)森下(岡)
▽二塁打 吉冨、桝矢、宮本(倉)目賀、森下(岡)
津山工
100000=1
030215=11
岡山商大付
(六回コールド)
(津)赤堀、先本-衣田
(岡)横田-三宅
▽本塁打 光橋、三宅(岡)
▽二塁打 中尾、光橋、錦織(岡)
岡山共生
211011000=6
000100000=1
倉敷青陵
(岡)仲田、洪、母里-三宅
(倉)山本-菅野翔
▽本塁打 冨部(岡)
▽二塁打 勝田、洪、金(岡)中藤(倉)
玉島商
000000003=3
000000000=0
津山
(玉)応武-宮原
(津)米本-芦田
倉敷商
023011020=9
000000300=3
岡山一宮
(倉)木元、岡、小野-槙原
(岡)垣本、田村、平田-森安
▽本塁打 岡(倉)
▽二塁打 槙原(倉)
岡山城東
000000000=0
00000110×=2
瀬戸
(岡)近藤、柿山-三宅
(瀬)藤原-中田
▽三塁打 田中(瀬)
▽二塁打 畑(岡)
◇選手とともに完全燃焼--女子だけの応援部、岡山南の渡辺さん
○…学ランを着込んだ男子ばかりが応援団ではない。岡山南には女子66人の応援部がある。部員の渡辺陽子さん(18)=3年=は「女子の多い高校なので、自然と女子だけの応援団になった」と話す。「ゴーゴー、南」の声援に合わせて、渡辺さんがたたくのは直径1メートルの大太鼓。「勝ってほしいから、音が響くように」とバチを握りしめる。
応援部の写真を見て、「かっこいい」と入部を決意。3年間、太鼓で母校の代表を元気付けることに情熱を傾けてきた。試合後、選手からかけられる「ありがとう。次もよろしく」の一言が励みになったという。
九回裏、得点のチャンスにスタンドはわいたが力及ばず。瞬間、抑えていた涙がこぼれ落ちた。渡辺さんは「頑張ったから、もう十分。最高の応援ができた」と、選手とともに最後の夏を飾った。
◇勝利を呼び込む、2匹のキャット--瀬戸・金谷選手一家
○…瀬戸の金谷雅弘選手(3年)は昨年、近所の神根歳彦(こうねとしひこ)神社で黒い子猫を拾った。「キキ」と名付けて可愛がっていると、秋の県大会予選で快進撃を続けた。本選出場はならなかったものの、「勝利を呼び込む“ラッキー・キャット”だ」と、スタンドで応援する父の文則さん(52)。さらに今大会では初戦前日の13日、10歳上の姉が同じ神社で白い猫を拾ってきた。「この猫も勝利を運んでくれるかな」と期待を寄せると、1回戦、2回戦と勝ち進み、10年ぶりの3回戦進出を決めた。文則さんは「ラッキーキャットが勝運を運んでくれることを信じる」と満面の笑顔。白と黒、2匹の勝運の“招き猫”が、この先も御利益をもたらしてくれそう。
毎日新聞 2008年7月17日 地方版