第90回全国高校野球選手権長崎大会は16日、準々決勝4試合が行われた。波佐見が佐世保実に快勝。長崎商は本塁打で海星を突き放し、準決勝進出を決めた。そのほか、鎮西学院と清峰が4強となった。離島のチームで唯一勝ち上がってきた北松西は力尽きた。準決勝2試合は19日、長崎市の県営球場である。
■県営野球場
◇瓊浦、攻め切れず
▽準々決勝
瓊浦
000100000=1
03000030×=6
鎮西学院
鎮西学院は二回、相手投手の暴投、宮田の左越え三塁打や宮副の中前打で計3点。七回、三丸の3点本塁打が決定打となった。瓊浦は四回に敵失で春田が生還。九回には敵失、死球で好機を作ったが攻め切れなかった。
◇海星、拙攻響く
長崎商 001000020=3
海星 000000100=1
長崎商が三回に岡部の二塁打などで先制。八回に前川の本塁打が飛び出すなど2点加え、逃げ切った。海星は七回に永石の適時打で一時は同点としたが敗退。長崎商より多い10安打を放ちながら15残塁の拙攻が響いた。
■佐世保野球場
◇北松西、意地の1点
北松西 00010=1
清峰 41402=11
(五回コールド)
清峰は一回、押し出しや川本の走者一掃の適時三塁打で4点を先取。二、三回にも計5点、五回には小田の中犠飛などで2点を加え、コールド勝ち。北松西は四回に村田貴の適時打で1点を返すのが精いっぱいだった。
◇佐世保実、先制実らず
佐世保実
010000000=1
00211020×=6
波佐見
波佐見は三回、敵失で同点とし本山の犠飛で逆転。その後も、無死の走者を確実に返す手堅い攻めで点差を広げた。佐世保実は二回に徳永の左前適時打で先制したが、三回以降は散発3安打と自慢の打線が振るわなかった。
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■青春譜
◇仲間と最高の夏--坂井銀次郎投手=北松西3年
三塁側内野席に陣取った地元応援団は、3回戦の倍の約400人。マウンドから、全校生徒はもちろん、よく知る地元の人々の顔を何人も見つけた。福岡や東京から駆け付けた卒業生もいた。
この日も先発を任されたが、思わぬ大量8失点で三回途中、わずか61球で降板。「清峰は想像以上だった」
チームは全員、小値賀中出身。馬田捕手(2年)は、中学からバッテリーを組んできた、頼れる後輩だ。「来年、頑張れよ。きっと勝てるさ」。自分の胸で泣きじゃくる相棒の頭を何度もなでた。
「6年間の野球が終わった。悔いが残る最後だったけど、最高の仲間とつくった最高の夏には変わりない」と前向きに締めくくった。
〔長崎版〕
毎日新聞 2008年7月17日 地方版