◇紀央館・向陽も快勝
 第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は16日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦3試合があった。紀央館は貴志川を零封、向陽は国際開洋二に大勝し、県和歌山商も粉河を八回コールドで降した。これで、ベスト16が出そろった。

 ▽2回戦

貴志川

  000000000=0

  00130011×=6

紀央館

 (貴)田中、山本光-寺井

 (紀)大西、西田、岡田-杉浦

▽三塁打 森知(紀)

▽二塁打 廣野(紀)

 紀央館は三回、2死三塁から杉浦の左前適時打で森知が還り先制。続く四回にも3点を追加し、打線の活躍で試合を優位に進めた。貴志川は相手投手陣に3安打、8三振と抑え込まれ、得点できなかった。

向陽

  300002017=13

  000001000=1

国際開洋二

 (向)北畑、西山一-後藤

 (国)櫛毛、濱野、藤井、大土-阪本

▽三塁打 田村、後藤、前田(向)

▽二塁打 浦(向)亀井(国)

 向陽は一回、2死満塁から田村の右中間を破る適時三塁打で3点を先取。九回には打者一巡の猛攻で7点を挙げ、大勢を決めた。国際開洋二は相手投手を打ち崩せず、六回に敵失などで1点を返すにとどまった。

粉河

  00010000=1

  01100313=9

県和歌山商

 (八回コールド)

 (粉)花谷、岩橋、蒲-禮田

 (県)下本、館山-辻

▽本塁打 仲(県)

▽三塁打 西岡(粉)

▽二塁打 道脇(県)

 県和歌山商は二回、2死三塁から山東の中前打で先制。5点をリードして迎えた八回には仲の本塁打などで3点を加え、コールド勝ちを決めた。粉河は四回、西岡の三塁打で1点を返したが、その後は反撃できなかった。

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 ■熱風記

 ◇笑みたたえ「楽しく」--貴志川3年・山本光伸投手
 五回、先発の田中徹投手(2年)の後を継いで登板。マウンドに上がると、一球ごとに笑みがこぼれる。「楽しく投げること」を心がけた。「笑顔はあの子のいいところ」と濱口弘人監督は言う。

 昨年、新チームになった時点で背番号は「10」。秋季大会では「20」になった。「20番のあとはもう無いんやぞ」。濱口監督の言葉に、気持ちを引き締めて練習を積んだ。

 そして臨んだ最後の夏の和歌山大会。背中に「1」が輝いた。「先発でいきたかった」。不調で秘めた思いは果たせなかったが、「試合に出られて良かった」。

 大学に進学後も、野球を続けたいという。「野球が好きだから」。野球を始めて8年目。思いは変わらない。

毎日新聞 2008年7月17日 地方版