<社会人野球日本選手権・静岡大会:ヤマハ2-1フェデックス>◇1回戦◇7日◇浜松球場
昨年準Vのヤマハ(東海)がフェデックス(北信越)を下し、今季初勝利を収めた。昨年同大会最優秀新人賞の先発・岡本洋介投手(24)が8回1/3まで、5安打1失点に抑える好投をみせた。終盤にピンチを迎えるも、高橋孝典右翼手(27)、佐藤二朗二塁手(29)ら、バックの好プレーで守りきった。8日に、日立製作所(関東)と、8強入りを懸けて対戦する。
2年目の岡本が、テクニシャンぶりを披露した。この日最速の139キロの直球に、変化球を自在に織り交ぜて好投。打たせて取るピッチングで、8回1/3を5安打1失点と、先発の役目をきっちり果たした。「1人1人抑えることだけ考えて投げた。最後はもう少し粘りたかったけれど、チームに貢献できたと思う」と胸を張った。
岡本の好投にバックも好守で応えた。1点リードの8回1死無走者、高橋右翼手がフェンスぎりぎりの打球をジャンピングキャッチ。9回2死二塁、一打同点の場面では、佐藤二塁手が一、二塁間の打球をダイビングキャッチして一塁に送球。最大のピンチをしのぎ、勝利をもぎ取った。打撃でも、4打数2安打1打点の活躍をみせた高橋は「捕れないと思ったけれど、イチかバチかで跳んだ。体が伸びきっちゃいましたよ」と笑った。
今季初勝利に課題も残った。06年までオリックスに所属していた、相手の野村投手を完全には打ち崩せなかった。8安打するも、チャンスに打てず9残塁と、追加点を奪えなかった。4番佐藤は「守備はよかったけれど…。打線につながりがなかった。次はそこが課題です」と前を向いた。
苦戦はしたものの、今季初勝利。「去年悔しい思いをしたので、今年こそは優勝したい。気を引き締めていきます」と高橋。昨年あと1歩のところで優勝を逃したヤマハが、7年ぶりの栄冠に向け、スタートを切った。
[2009年4月8日11時10分 紙面から]