東京六大学野球の春季リーグ戦が11日、開幕する。連覇を狙う早大は東大相手の開幕試合で現役最多の通算18勝、エース斎藤佑樹投手(3年)が先発することが確実。3年目のシーズンへ斎藤は10日、西東京市の早大グラウンドで最終調整した。優勝候補の本命である“打倒・早大”へ他大学も虎視たんたん。神宮の杜を熱くさせる伝統の東京六大学の熱戦に注目だ。

 プレートさばき同様の落ち着いた表情が自信の証だった。開幕前日。約70球の投球練習でシーズンに備えた斎藤は、東伏見の寮の前で開幕戦への意気込みを語った。

 「先発?今週の火曜日に言われました。早大の新チームとして初めての試合。開幕を投げさせてもらうという責任は感じています」

 07年春に1年生投手として早大史上初めて開幕投手を務めて以来、同年秋、昨秋と合わせ今回で4度目の大役。過去3シーズンはいずれも優勝しており、斎藤で開幕→V率100%を誇る。「1年のときと同じくらい緊張はしています。ただ自分の投げる試合は勝率10割を目指したい」。自らの口で開幕戦の先発を明らかにしてエースとしての自覚を口にした。

 斎藤の“恋女房”だった細山田が横浜入り。穴は白川、市丸に1年の杉山が横一線で並ぶが、いずれも実績はない。オープン戦は杉山が起用されることが多かったが「自分より緊張してると思うので2年間多くやってる分、引っ張っていけたら」とリーグ戦では捕手の育成役も担うつもりだ。

 優勝候補の筆頭。各大学が早大包囲網を敷いてくるのは分かっている。「すべての大学の打者全員がいい打者だと思っている」。春秋のリーグ戦、全日本大学選手権に明治神宮大会。“4冠”に向けた第一歩。東京六大学の熱戦が斎藤の登板で幕を開ける。