高校野球archive

 ◇シードの郡山、3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)は13、14の両日、橿原市の県立橿原球場で、1回戦2試合と2回戦5試合があった。今春のセンバツ8強の天理は、奈良大付に敗れ、春夏連続甲子園出場の夢を絶たれた。シード校の郡山は3回戦進出を決めた。

 ▽1回戦

西大和学園 00000=0

橿原    05041=10

 (五回コールド)

 (西)松任、藪-増野

 (橿)茶田、武藤、吉井-岩崎、和田

▽本塁打 堀内(橿)

▽三塁打 原(橿)

 橿原は二回無死満塁、岩崎の内野ゴロの間に原が還り先制。水脇の適時打と堀内のランニング本塁打でこの回一挙5点を挙げ、突き放した。西大和学園は四回、福山の内野安打1本に終わった。

王寺工

  002301013=10

  000300010=4

西和清陵

 (王)松本-吉井

 (西)吉村、内原-木下

▽三塁打 林(王)上田(西)

▽二塁打 柳生(王)

 王寺工は三回、松本のスクイズなどで2点を挙げた後、四回にも3点を奪い、中盤でリードを広げた。西和清陵は四回、大江の適時打などで3点を取り、一時は2点差まで迫った。

 ▽2回戦

法隆寺国際

  101000000=2

  00131000×=5

郡山

 (法)氏原、木谷-梅村

 (郡)前川、上西-矢尾

▽三塁打 雀部、米本(法)

▽二塁打 知原、福本(郡)

 郡山は四回、福本の2点適時二塁打で逆転、矢尾の犠飛で効果的な追加点を挙げた。法隆寺国際は四回以降、追加点を奪えなかった。

高取国際

  101001000=3

  04010012×=8

奈良

 (高)倉田、構-上田

 (奈)川村-松田

▽二塁打 岡田(高)藤原(奈)

 奈良は二回、押し出し四球で同点とした後、平川の適時打などで4点を挙げ、一気に逆転した。高取国際は一回、池田の適時打で先制、三回と六回にも加点したが、二回の4失点が響いた。

平城  000000410=5

西の京 000010000=1

 (平)岡田-入江

 (西)松田、前-口脇

▽三塁打 入江(平)

▽二塁打 森、入江(平)中川、青木(西)

 平城は七回無死一、三塁、入江の三塁打で逆転した。さらに森の適時二塁打などで2点を加え、試合を決めた。西の京は五回、中川の適時二塁打で挙げた1点にとどまった。

吉野   02200104=9

榛生昇陽 00000001=1

 (八回コールド)

 (吉)古川敏-古川朗

 (榛)小嶋-竹下

▽本塁打 古川敏(吉)

▽三塁打 山内(吉)浅利(榛)

▽二塁打 笠山、西嶋(榛)

 吉野は二回2死二塁、小西の適時打で先制。続く北川も右前適時打を放ち2点目。三回も2点を追加、六回の古川敏の本塁打が効果的だった。榛生昇陽は八回、浅利の三塁打を足がかりに1点を返すにとどまった。

奈良大付

  011000041=7

  000001000=1

天理

 (奈)乾-森

 (天)井口、田渕、矢之-鈴木

▽本塁打 野村、中西(奈)

▽二塁打 中西、杉本(奈)

 奈良大付は八回、野村、中西の連続本塁打などで4点を挙げ、一気に試合の流れを引き寄せた。エース・乾は要所を締め、強打・天理打線を1点に抑え完投。天理は8安打を放ったが、六回に古田の中前打で1点を返しただけだった。

 ◇本塁打でチームに勢い
 ○…奈良大付の野村嘉之選手は八回、本塁打を放ちチームを勢い付けた。狙っていたスライダーを振り抜いた。3月末の練習試合で左手甲を骨折。春季大会は出場できなかった。4月下旬から練習に復帰。天理との対戦が決まってからは、アンダースローの井口勇佑投手を意識して下手投げの2年生を打撃投手に練習を積んできた。野村選手は「強いチームに全部勝って甲子園に行きたい」と自信をのぞかせた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版