「春の高校バレー」の愛称で親しまれている全国高校バレーボール選抜優勝大会は20日、東京・国立代々木競技場で第40回の記念大会が開幕。
「まだまだ力を出せていない。50点ぐらい」。ストレート勝ちにも、大阪国際滝井の主将、セッター堀口夏実は自らを戒めた。センター、ライトとの呼吸が合わず、攻撃のバリエーションを出し切れなかったからだ。
中学3年でVプレミアリーグの岡山シーガルズに入団し、注目を集めてきた堀口。昨年は全国制覇の経験を持つ先輩に囲まれていたが、今季のチームは1年生のスパイカーが中心。セッターとしての重圧も感じていた。
2年生がやや精彩を欠き、レフトへ多くトスを回したが、成長株の平谷里奈(1年)がチーム最多の12得点で期待に応えた。「これまではなかなか一発で決められなかったが、粘り強く打てるようになってきた」と才崎哲也監督。「絶対的なスパイカーがいるチームではない」と話してきた堀口も「平谷がよく頑張ってくれた」と笑顔。下級生との信頼関係も徐々に生まれつつある。
2回戦は強豪・八王子実践との対戦。身長が高い相手だけに、どれだけ速攻を使えるかがカギを握る。「あとはセンターとライトをどう使っていくか。仲間を信頼して、落ち着いてトスを上げたい」。主将は最後も自らに言い聞かせた