感性豊かな演技力で、同世代の女優の中でも抜群の存在感を放っている志田未来(15)。24日公開の映画「誰も守ってくれない」(君塚良一監督)では、殺人犯の妹役を熱演。世間から中傷を受け、傷ついていく少女を見事に演じている。そんな彼女も現在、中学3年生で受験勉強のまっただ中。さぞや、忙しい毎日を過ごしているかと思いきや…?
東京・有楽町の東宝会議室にマネジャーに連れられて入ってきた志田。身長は1メートル49。会ってみると想像以上に小柄だ。

 --受験勉強の時期に取材してすいません。忙しいでしょ

 「ハハハ、大丈夫です。昨日も友達と遊びに行っていましたし」

 --あれ? 勉強は?

 「やってはいますけど、そこまで勉強、勉強ではないですね。友達に教えてもらったりして、楽しくやっています」

 仕事との両立で忙しかった分、卒業前でいくぶん休みが多い今は、勉強よりも思い出作りが楽しくて仕方がない様子。

 「もう話してばっか。何時間あっても会話はつきないですよ」

 この無邪気な笑顔を今回の映画では封印した。

 同作は、兄が殺人を犯し、突如、刑事(佐藤浩市)に保護されることになった少女(志田)の物語。警察の指示でバラバラにされる加害者家族。15歳の志田には難しい題材の中、実感したのは人を守ることの難しさだ。

 「私って、守るって言葉を簡単に考えていた」と反省した彼女は、同時にそんな自分を守ってくれる家族や友達、スタッフのありがたさも実感。

 「自分は知らない間に周りの人に支えられているんだなって。私もいまはまだ親に守ってもらっているけど、これから自分が守れるものを見つけていきたいですね」

 慎重に言葉を選びながら、一生懸命答える姿が初々しい。

 そんな彼女も4月からは高校生。どんな生活をしたい?

 「やっぱり充実させたいので、友達をいっぱい作りたいです」

 --もちろん恋も?

 「制服デートにはあこがれますね。街で見ていて、楽しそうだなって」

 --仕事の方は

 「高校生になるし、新しいことに挑戦したい」

 今後も女優業1本?

 「結婚もしたいです! 24歳で!」と、ここで予期せぬ具体的な答え。

 --なぜ

 「最初は(漠然と)23歳で結婚したいと思っていたんですけど、周りの人に早いといわれたので、1歳だけ上げてみましたぁ」と、結婚願望は強い様子。

 自身が描くバラ色の“未来”に、一歩ずつ、確実に歩んでいる。