◆第85回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=報知新聞社後援)(3日) 昨年の総合9位から7位にアップ、シード権(総合10位以内)を死守した日大で、道産子・井上陽介(3年)が力走した。
道東の進学校・釧路湖陵から初の箱根駅伝ランナーが、懸命の走りを見せた。第8区(21・5キロ)で区間15位(1時間8分13秒)ながら、10位でタスキを受け、同順位で9区へつないだ井上。「沿道の声援がすごかった。目標は区間1ケタ順位でしたが、シード権内順位で中継、最低限の仕事はできたと思います」と汗をぬぐった。
高校3年で全道高校八百メートルと千五百メートル2冠。高校総体八百メートルでも5位入賞。箱根駅伝にあこがれ、日大の門をたたいた。今回で80回目出場、総合優勝12回を誇る名門で、地道な努力が実り、3年目の“レギュラー”入り。優勝した昨年10月の出雲駅伝で5区5位、11月の全日本大学駅伝(6位)でも7区7位と、結果も出してきた。
卒業後は実業団選手か、父と同じ獣医師の道も視野に入れる。「まずは陸上に集中。最終学年の箱根駅伝で区間賞、チーム優勝を目指したい」文武両道の道産子ランナーが、早くも来年の箱根を見据えた。
◆井上 陽介(いのうえ・ようすけ)1987年8月17日、釧路市生まれ。21歳。陸上は小学5年から。高校2年の全道高校千五百メートル1位、五千メートル2位。一万メートルベストは29分34秒28。171センチ、55キロ。血液型A。家族は両親と兄、妹。