<高校野球青森大会:弘前学院聖愛9-1青森戸山>◇14日◇2回戦

 昨年ベスト8の弘前学院聖愛が、青森戸山を9-1(7回コールド)で下し3回戦に進出した。5人の投手全員が登板し、1安打リレー。打線は13安打と爆発し、順調なスタートを切った。

 先発一戸祐太郎(3年)は3回を無安打0点。2番手の左腕成田圭祐(2年)は4、5回に6人をすべて三振に封じた。だが指揮官は好投する投手を惜しげもなく代えた。「夏の大会は独特な雰囲気。ある程度リードすれば、投手全員に経験を積ませたかった」と原田一範監督(30)。思惑通りに初戦を終えた。

 昨年の4回戦で光星学院を破った。その原動力の一戸が3月に腰を痛め、この日が今年の公式戦初登板だった。4四死球を出したが「悪いなりに投げられた。腰はもう大丈夫。練習試合で投げているので、試合の勘も取り戻してる」と表情は明るい。

 成田はカーブを有効に使い見逃し1、空振り5の6三振を奪った。「ちょっと肩が痛いが、下半身を使うことを心掛けたら、かえって球が走った」。ベンチ入り投手陣でただ1人の2年生は「大会の雰囲気に負けず、今後は三振でなく打たせて取りたい」と話した。

 創部8年目ながら05年に4強、昨年ベスト8と強豪の仲間入り。同じ私立の青森山田、光星学院に追いつき追い越せと強化する。光星学院には勝ったが、青森山田とはまだ対戦がない。「昨年の成績は先輩たちのおかげ。今年は、自分が3年生として引っ張らなくては。まずは青森山田と対戦するまで負けられない」と一戸は語気を強めた。

 [2008年7月15日11時54分 紙面から]