日本高野連は15日、第81回選抜高校野球大会(来年3月21日から12日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。8校を県立高校が占めた。同枠で出場する3校は、一般選考28校、明治神宮大会枠1校とともに来年1月23日の選考委員会で決定する。 【21世紀枠候補校】
<宮城・利府 この枠を狙って来た>県内私立2強に涙を飲んできた公立校に吉報が届いた。今秋の宮城大会は東北が不祥事で出場辞退したが、決勝では利府が仙台育英を退け初優勝。初出場の東北大会でも4強入りした実績が評価された。小原監督は「これまで21世紀枠で行くことをイメージして練習してきた」と安どの表情。数年前から通学電車の車内清掃を行い、表彰された経験もある遠藤主将は「これからも生活態度から気をつけていきたい」と気を引き締めた。
<滋賀・彦根東 学校の歴史も武器>56年ぶり3度目のセンバツへ一歩前進した。1876年(明9)創立の県内屈指の進学校。「今の生徒の頑張りだけでなく、学校の歴史も評価してもらえてうれしい」と今井監督。今秋はエース金子を中心に県大会で準優勝するなど守備力が光る。地区推薦を受けるのは7年ぶり2度目だが、近畿地区から21世紀枠の選出はまだない。伝統校が新たな息吹を吹き込めるか、注目される。
<新潟・村上桜ケ丘 認められた“花の運動”>秋の県大会準V校は、村上市内への花・プランターの寄贈など地域貢献が認められ、地区候補校に選出された。松田監督は「県の推薦校に選ばれた時から話しているが、選手への励みになる。新たな目標になるし、喜んでいる」と声を弾ませた。
<山梨・身延 過疎化の波も奮闘>初の地区推薦決定の一報に、保坂監督は「ウチより成績が良いところもあったのにまさか選ばれるとは」と驚きの表情を浮かべた。山間にあって過疎化や少子化の波が押し寄せ、生徒数も年々減少の一途をたどる。それでも今秋の山梨大会準決勝では関東大会出場の甲府工に善戦したことが評価された。