今年、春夏甲子園出場を果たした駒大岩見沢のエース左腕、板木勇幸投手(18)が11日、駒大経営学部の推薦試験に合格した。
東都大学リーグで過去春季14回、秋季12回のリーグ制覇。全日本大学選手権6回、明治神宮大会も4回優勝を誇る名門。板木は「ひとつ上のリーグでやって成長を感じたかった」と駒大進学理由を笑顔で語った。目標は「来春から出場し、リーグ戦で勝つこと」。駒大岩見沢の高橋真次監督(34)は「挫折を味わってはい上がった人間は強い。向こうでもやれる」とエールを送った。
今春センバツで成章(愛知)に初戦敗退。その後、疲労で左ひじを痛め、長期休養。春季全道1回戦ではわずか8球で降板する屈辱。一時は野球を辞め、卒業後専門学校へ進み、整体師になることも考えた。そんなエースをつなぎとめたのが、夏の甲子園だった。主戦としてフル回転。同校初の夏勝利を挙げ3回戦進出。「嫌いになった野球が、180度変わった」
道内球界ライバルの鍵谷(北海)は、中大に合格。出身も同じ道南。現在、駒大は2部。「必ず1部に上がって、投げ勝ちたい」と闘志を燃やした。
駒大は、駒苫の甲子園連覇戦士・林裕也(3年)が新主将に就任。道産子主将とルーキー左腕が一丸となり1部復帰に突き進む。
◆板木 勇幸(いたき・ゆうこう)1990年4月9日生まれ。18歳。森町出身。小学校3年生の時、森クラブ(軟式)で野球を始める。MAX134キロながら、球のキレで勝負するスリークオーター左腕。家族は両親と姉。176センチ、78キロ。左投左打。血液型AB。