シシャモ投手陣“5レンジャー”が絶好調だ。明治神宮大会の初戦を突破した鵡川は16日、東京・明大グラウンドで17日の国士舘(東京)戦を前に約2時間の最終調整を行った。ブルペンでは最速145キロ右腕・西藤昭太、清里中時代に全道優勝を経験した石井克幸(ともに2年)ら全5投手が先発を猛アピール。佐藤茂富監督(68)は「当日朝に起きてから考える」と決戦へうれしい悲鳴を上げた。
燃え上がるライバル心でブルペンが熱気に包まれた。鵡川の誇る全5投手が力の入った投球で国士舘戦の先発を猛アピール。初戦8回5失点降板の雪辱を期すエース右腕・西藤は「もちろん次も僕が投げる」とマウンドを譲る気はない。
清里中時代に全道優勝を経験した石井は初戦で自己最速の140キロをマーク。MAX142キロの速球とフォークが武器の柳田恭平(2年)は「神宮で投げる準備は整っている」。唯一の左腕・阿部康平、高地紘平(ともに2年)もキレのある変化球と135キロ前後の速球で周囲の目を奪った。佐藤監督は「過去、こんなレベルの高い投手陣はなかった。先発は当日朝に起きてから決める」とうれしい悲鳴をあげた。
先輩投手の存在も心強い。この日の練習では03年神宮大会に出場したOBの成田隼人(明大3年)が激励に訪れた。汗を流す後輩をみつめ「うれしいし、懐かしい気持ちになる」と感慨深げ。続けて「全国にどんな相手がいるのかを知っておくのはプラスになる。この大会の経験はセンバツ甲子園に必ず生きてくる」とエールを送った。
02年センバツ出場時のエース・鬼海将一さん(24)=尽誠学園コーチ=も香川から駆けつけ、裏方として練習をサポートした。
心強いバックアップを受けた鵡川は上り調子。シシャモ投手陣“5レンジャー”の激しい競争もチームに勢いをもたらす。「層が厚いので安心して投げられる」と西藤。ライバルたちとの相乗効果で5年ぶりの4強入りを狙う。