◆第39回明治神宮野球大会 西条2―0倉敷工(15日・神宮)高校の部では“伊予のゴジラ”が全国デビューを飾った。西条(四国)の4番、通算30本塁打の秋山拓巳(2年)は一発こそ出なかったものの、エースとして散発3安打完封の力投を見せ、準々決勝に進出した。

 本州初上陸の“伊予のゴジラ”は、バットではなくマウンドで猛威を振るった。2点リードの9回2死。西条・秋山はフルカウントから右腕を振り抜き、この日最速の140キロ。「球速が落ちて来てるぞと相手にヤジられたので、思い切り投げました」低く外れ、無四球完封&2ケタ奪三振には届かなかったが、後続を仕留めて完封した。

 187センチ、93キロの四国の怪物は、打っても高校通算30本塁打。この日は1安打だったが、巨人・織田スカウトは「体が大きいし、投打ともにひと冬越した来年のセンバツが楽しみ」と期待した。「大舞台で150キロを出したいし、次は自分のバッティングもしたい」来春のセンバツを前に、まずは神宮を制圧する。