明治神宮野球大会高校の部に出場する本道代表の鵡川が13日、関東入りした。午後から神奈川・横須賀スタジアムでさっそく練習を開始し、入念なノックで人工芝対策に乗り出した。気温19度の晴天の下、佐藤茂富監督(68)は「元気も天気もいい」と順調な調整ぶりに満足顔。鵡川は14日に開会式に臨み、15日第2試合(午前11時試合開始予定)で北信越王者の日本文理(新潟)と対戦する。
備えあれば憂いなし。鵡川が決戦の地・神宮球場の人工芝対策に乗り出した。横浜ベイスターズの2軍「湘南シーレックス」の本拠地・横須賀スタジアムで、午後から約2時間の調整。68歳の佐藤監督がノックバットで途切れなく野手陣に鋭い打球を浴びせた。
土とは違う慣れないグラウンド。バント処理ではエース右腕・西藤昭太(2年)が人工芝に足をとられ、右足首をひねりそうになる場面も。「(スパイクの)ツメが引っかかった。いい勉強になりました。これから気をつけないと」周囲は冷や汗をかいたが、幸い大事には至らず。指揮官も「オレも気をつけてノックしたよ」と胸をなでおろした。
今季から神宮球場は天然芝に近いロングパイル人工芝に張り替わった。選手も注意深く守りについた。左翼守備についた柳田恭平(2年)は「ボールの跳ね方が土とは違うので難しい。バウンドを待っていると、頭上を越される。きわどい打球は前に突っこもうと思う」。森泰一主将(2年)は「内野手は体でしっかり打球を止め、外野手は一歩目が大事になってくる。いつも以上に基本に忠実な捕り方をする」と決戦へ万全を期す。
この日は天も味方につけた。気温19度まで上昇した晴天下での調整に「動きもさることながら、元気も天気もいい」と佐藤監督はご機嫌。鵡川が全力疾走にと掲げる「元気、本気、一気」に天気も加えた“四気野球”で15日の日本文理戦に臨む。